2010 年7 月,日本学術会議第三部(理学・工学)の元に設置された「理学・工学系学協会連絡協議会」のメンバーに「理学・工学分野における科学・夢ロードマップ」作成にあたり,協力の依頼がありました.依頼文によると「(前略)誰もが魅力を感ずる理学・工学分野の科学の将来の夢を描いた図等を作成し,社会全体の理解や支援を得ていくことは大変重要である.イメージとしては,天球儀(時間を3次元的に放射状を含めて)の満天に理学・工学の夢が恒星や星雲のように光り輝くような形の「理学・工学分野の科学・夢ロードマップ」を作成していきたいと考えている.これによって,国民が理学・工学は魅力的で人類に恩恵を与えてくれると感じ,また多くの若者が自分も科学・技術分野の仕事に携わりたいと感ずるような影響を与えることができれば,大きな意味がある…(後略,依頼文より抜粋)」とあり,協会では理事会で検討の結果,その趣旨に賛同し,「グリーン・イノベーション」「ライフ・イノベーション」とセラミックスというテーマの元に,各部会関係者に協力を依頼し,セラミックス分野の夢ロードマップを作成し,日本学術会議に提出しました.今回はこの内容をご紹介します.関係者の努力による労作であるので,是非,関係各位にその内容を知っていただきたいと思います.
日本セラミックス協会科学・技術委員会としては,今回作成した夢ロードマップを実現するための具体的方策の一環として,プロジェクト提案なども視野に入れ活動をしています.科学技術を牽引するのは「夢」であることは言うまでもありません.東日本大震災後の日本は未だ復興の目処が立たず,人々は意気消沈しています.当委員会は,セラミックスこそが日本復興のキーテクノロジーだと確信し,セラミックスに関わる科学者・技術者の目標を具現化するため,今回,セラミックスに関わる夢のロードマップを作成しました.資料の作成にご協力いただいた部会,支部の方々に心より感謝します.
(2011年10月1日 文責:科学・技術委員長 鶴見敬章) |