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オーディオ / 積層チップインダクタ PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2007年5月号掲載記事)
フェライトと導体材料を積層する技術によりコイルを作り、
小型で磁気を発生させる部品
インダクタ(コイル)(図1)は、フェライト、セラミックなどのコアに巻かれた導線に電流を流すことにより発生する電磁気の作用を利用したインピーダンス素子である。
積層チップインダクタは、導線の巻線を一切使わず、フェライトと導体材料を積層する技術を駆使して、超小型部品を実現した。機械的巻き線が一切ないので、小型化が可能であるという大きな利点があり、小型、軽量化に向いている。
1980年代初め、ポータブルラジオ、ヘッドフォンステレオから採用が始まり、現在でも携帯電話などでも広く採用されている。


製品の使用用途 携帯電話の高周波回路,チューナ,カーオーディオなど
見学可能な博物館など TDK 歴史館 秋田県にかほ市
http://www.tdk.co.jp/museum/home/index.htm
Key-word インダクタ,コイル,積層
市場に出回った年代 1980年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年5月時点での情報です)
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