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セラミックスを積み重ねて振動エネルギーを大きくすることで
性能を高めた、スピーカー |
従来の圧電発音体は焼成された圧電セラミック単板を、金属板に貼付しその屈曲振動より音圧を発生する機構になっていた。しかしながら、このタイプの発音体は音圧が低く、現在では白物家電のブザーやグリーティングカードなどに用いられることが多い。しかしながらセラミックスを積層構造にすることで、振動エネルギーの増大を図り、さらには振動体の構造改善により、かつてない高音圧と品位を実現したのが、この積層型セラミックスピーカーである。電磁式のスピーカーと比較して、エネルギー効率が高く、消費電力を押さえることができ、かつ磁気による周辺部品への影響もないことから、今後さらに多機能化、軽薄短小化が進む携帯電話などのモバイル機への応用が期待される。 |

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製品の使用用途 |
携帯電話,デジタルスチールカメラ,デジタルビデオカメラ,電子辞書,ゲーム機などの一般モバイル機器 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
圧電,スピーカ,積層 |
市場に出回った年代 |
1999年〜現在 *現在とは記事作成時(2007年5月時点での情報です) |
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