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スポーツ用品において炭素繊維が単独で使われることはほとんど無く、基本的には炭素繊維をエポキシ樹脂等で固めた炭素繊維強化プラスチックが使用される。 |
ゴルフクラブやテニス・バドミントンラケットなどのスポーツ用品は、トッププロの飛距離や操作性向上の要望に応えるため、軽量化や高反発性を追求した製品が開発されている。 選手のニーズに対応する為に、ゴルフクラブやラケットは主材料として炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastic : 以下 CFRP)を使用し、高性能な製品を実現している。
炭素繊維とは直径7µm程度の連続糸状で、アクリル樹脂やピッチなどの有機物を繊維化、焼成工程を経て作られる無機物繊維で、CF(Carbon Fiber)とも略される。焼成温度の違いによって高強度タイプ、高弾性タイプのカーボン繊維が生産される。
スポーツ用品において炭素繊維が単独で使われることはほとんど無く、基本的には炭素繊維をエポキシ樹脂等の二液硬化樹脂で固めたCFRPで使用される。炭素繊維の高い弾性と強度、そしてプラスチックの軽量性を併せ持つ事で軽量かつ強靭な物性が得られる。この複合効果によって得られる高い特性を使ってCFRPはスポーツ分野から宇宙、軍事などの特殊分野に使われ始めた。今後も航空機や自動車、風力発電、建造材など幅広く利用されるようになると考えられる。 |

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製品の使用用途 |
ラケット、ゴルフクラブなどのスポーツ用品 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
炭素繊維強化プラスチック、CFRP、カーボンファイバー |
市場に出回った年代 |
1957年〜現在
*現在とは記事作成時(2009年11月時点での情報です)
製品画像は、2022年3月更新
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