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光信号を遠くへ伝えるための細いガラス線の集合体(ファイバ) |
石英系光ファイバは、透明なガラスでできていて屈折率が高く光が通るコアと呼ばれる中心軸とそれを覆うクラッドと呼ばれ光をコアに閉じ込める部分の二重構造になっていて図1のように同心円状をしている。クラッドよりもコアの屈折率を高くすることで図2のようにコア内に光を閉じ込めて伝搬させる原理である。光ファイバの表面をシリコーン樹脂で被覆したものを「光ファイバ素線、」光ファイバ素線をナイロン繊維で被覆したものを「光ファイバ心線」、さらに、外皮を被覆し保護したものを「光ファイバコード」と呼ぶ。複数の光ファイバ心線に保護用のシースと呼ばれる被覆や補強材を用いて強固にしたものを「光ケーブル」と呼び、電柱などに敷設されている。光ファイバは、電気信号を流して通信するメタルケーブルと比べて信号の減衰が少なくかつ広帯域であるため、長距離で大量のデータを高速に伝送でき、現在のインターネット通信を支える重要な伝送媒体になっている。 |
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製品の使用用途 |
光伝送システム,光機器 |
見学可能な博物館など |
通信総合博物館ていぱーく(JR 東京駅),
現代産業科学館(千葉県市川市)など |
Key-word |
国際規格:ITU-G652,ゼロ分散波長:1.31μm,
単一モード伝送 |
市場に出回った年代 |
1980年ごろ〜現在
*現在とは記事作成時(2006年10月時点での情報です) |
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