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マスクや空気清浄機等に用いられる水酸化アパタイトのフィルター。インフルエンザウイルス等を吸着することができる。 |
人の骨の無機質の主な成分である水酸アパタイトは、インフルエンザウイルスなどを吸着する性質があります。これは、ウイルス表面にあるタンパク質が水酸アパタイトに着くためと考えられています。この性質を使って、水酸アパタイトをマスクや空気清浄機などに使われているフィルター素材に固定して、インフルエンザや風邪予防を行う事ができるようになりました。最初に開発されたフィルターは、糊(接着剤)を用いていたため、糊が水酸アパタイトの一部を覆ってしまい余りウイルスを吸着できませんでした。その後、改良され接着剤を使わないで済む方法が開発され、ウイルスを吸着する能力が向上しました。今後、更なる開発が進み新型インフルエンザをはじめとする空気感染症の予防に効果を発揮することが期待されます。 |

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製品の使用用途 |
風邪予防マスク,空気清浄機フィルター |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
ウイルス吸着、水酸アパタイト、フィルター |
市場に出回った年代 |
1991年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年11月時点での情報です) |
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