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室温では電気抵抗が低く、高温では電気抵抗が高くなる性質を利用して、
熱を発生させたり、電流が流れすぎるのを防ぐ部品 |
PTCサーミスタは、Positive Temperature Coefficientの頭文字をとったもので、コンデンサ材料として知られるBaTiO3に微量の希土類などを添加することで得られる正の温度係数を有するサーミスタである。この素子の特徴は、図1に示すように、常温では抵抗が低く、ある温度(C.P.)に達すると急激に抵抗が増大する極めて特殊な抵抗温度特性にあり、これまで、この素子特性を活かした家電機器が数多く商品化されてきた.古くは電子あんか、電子足温器から、ふとん乾燥機、電子炊飯器、セラミックヒータ、ヘアードライヤーなどに用いられた定温発熱体、その他カラーTVの消磁用、冷蔵庫のモーター起動用、そして過電流保護や過熱保護としての電子回路保護用などと多岐に広がっており、今後も電気・電子機器の発展に寄与していくものと考える。 |

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製品の使用用途 |
ヒータなどの定温発熱体,過電流保護,過熱検知などの回路保護,
TVの消磁用,モーター起動用 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
PTC,PTC サーミスタ,正特性サーミスタ,正の抵抗温度特性 |
市場に出回った年代 |
1959年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年4月時点での情報です) |
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