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携帯電話の中で信号が逆戻りして動作が不安定にならないよう、
一方向からの信号は通し、逆方向への信号は通さなくするための部品 |
アイソレータ(図1)はマイクロ波フェライトのジャイロ磁気現象を応用した非可逆回路素子である。1970年代末に運用が始まった移動体通信端末では、アンテナ側から戻る反射波がパワーアンプ(送信電力増幅器)に影響を及ぼし動作が不安定になったり、またアンテナを介して進入する不要電波がパワーアンプに進入し、相互変調歪み(IMD)注1)を発生する恐れがあった。アイソレータは順方向の信号は伝送するが、逆方向の信号は伝送しない非可逆特性を有していることから、主にアンテナの負荷変動からパワーアンプを保護する目的で導入され、現在も広く使用されている。 |
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製品の使用用途 |
移動体通信用端末および基地局 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
携帯電話,非可逆回路素子,マイクロ波フェライト,
フェリ磁性共鳴,YIG |
市場に出回った年代 |
1960年代〜現在
*現在とは記事作成時(2006年8月時点での情報です) |
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