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インダクタとコンデンサを組合わせて、不必要な周波数の電気信号を取り除き、必要な周波数の信号だけを取り出す機能を持つ部品 |
インダクタ(コイル)とコンデンサを組み合わせ回路構成すると、LCフィルタが出来る。LCフィルタとは、不必要な周波数の電気信号を取り除き、必要な周波数の信号だけを取り出す機能を持つ。
LCフィルタをインダクタ、コンデンサの個別部品で構成すると、プリント基板での実装する面積が多く必要となってしまう。そこで、開発したのがチップ複合技術であり、コイルとコンデンサを一体化したものが、積層チップLCフィルタである。具体的な製品としては信号処理用LCフィルタ、EMC対策用LCフィルタなどがある。インダクタ部を構成している磁性体フェライトと、コンデンサ部の誘電体セラミックを一体積層、同時焼成することによって実現した。
1983年代初めにビデオカメラから採用が始まり、現在でも多くのデジタル電子機器で広く採用されている。 |

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製品の使用用途 |
携帯電話,カーオーディオ,各種デジタル家電など |
見学可能な博物館など |
TDK 歴史みらい館 秋田県にかほ市
https://www.tdk.com/museum/index.html |
Key-word |
LCフィルタ,LC 複合,積層 |
市場に出回った年代 |
1983年〜現在
*現在とは記事作成時(2023年10月時点での情報です) |
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