終了報告

東海支部見学会

2003年9月24日(金)、東海支部見学会は多数の方々にご参加頂き、盛況のうちに終了しました。ご参加いただきました皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。また今回、施設見学に際し東海旅客鉄道(株)の方々には色々とお世話になりました。深く感謝申し上げます。
来年度も見学会を開催いたしますので、多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。

主 催: (社)日本セラミックス協会 東海支部
日 時: 平成16年9月24日(金) 13:30〜 16:30
見学先: 東海旅客鉄道(株)(JR東海)総合技術本部研究施設

【解説】試験施設概要説明
(解説者:JR東海 総合技術本部 技術開発部総務企画チームマネージャー 近藤邦弘 様)
・広大な森の中に2002年に建設された敷地面積73haを有する最新鋭試験施設であり、主に新幹線に関わる研究技術開発を目的としている。
・ビデオを用い試験設備の概要を平易に説明をしていただいた。

【見学会】新幹線車両の技術開発に関わる試験施設の内
@車両運動総合シミュレータ、A低騒音風洞、B移動式載荷試験車、C多軸式列車荷重模擬載荷試験装置、D架線振動試験装置
の見学を15名ずつの2班に分かれて行った。
乗り心地の改善を目的とする車両運動総合シミュレータでは、京都から米原までの区間を実際の新幹線に乗っているかのように体感し、その精巧な再現性に感動した。
また音波暗室内に設置された車両設計用低騒音風洞では時速200kmならびに300kmの風圧・風速にも関わらず会話が可能であることは驚きであった。
それぞれの試験設備において、担当研究員から懇切丁寧なる解説があり、大変勉強になった。
 


(写真:車両運動総合シミュレータ)

(写真:低騒音風洞)

当日は雷鳴轟く豪雨という悪天候に見舞われた。このため、広大な敷地内で見学者が施設間を移動する際に困難を伴う場合もあったが、職員の方々によるずぶ濡れになりながらの献身的な誘導のお陰で、見学会はスムースに進行した。

【質疑応答】(回答者:JR東海総合技術本部 技術開発部企画グループ副長 塩崎数高 様)
見学会終了後の質疑応答では新幹線走行時における安全確保に関する質問等、活発な質疑があり、これらに対し懇切丁寧にお答えいただき、更に理解を深めることができた。


(写真:見学終了後の質疑の様子)  

 (写真:お答えくださった塩崎様)

【懇親会】今回は見学会終了後、懇親会を開催した。JR東海の方も交え、新幹線の技術改良に関わる苦労話等の貴重な情報を得る事ができ、更には会員相互の親睦を深め、英気を養うことができた。