終了報告


東海支部見学会

2005年10月7日(金)、東海支部見学会は多数の方々にご参加頂き、盛況のうちに終了しました。
ご参加いただきました皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。
また今回、施設見学に際し日本ガイシ鰹ャ牧工場には色々とお世話になりました。
深く感謝申し上げます。

来年度も見学会を開催いたしますので、多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。


主 催: ()日本セラミックス協会東海支部
日 時: 平成17年10月7日() 13:30〜16:30
見学先: 日本ガイシ梶@ NAS電池小牧工場



【解説】 NAS電池小牧工場概要説明

(解説者:日本ガイシ鰍mAS事業部専門部長中林喬様)

・NAS電池は、β”-Al2O3を電解質とする蓄電池である。安価な夜間電力を貯蔵し昼間に利用することで電気料金を削減、同時に停電や瞬低時に電力供給を行うことができ、排気ガスやCO2を発生しない低環境負荷電力貯蔵システムである。
・NAS電池小牧工場は、面積約7,000m2、生産能力65,000kW/年であり、名古屋工場で作製した材料、部品を電池に組み立て、検査する役割を担っていることをパワーポイントを使って、わかりやすく説明していただいた。

【見学会】NAS電池小牧工場見学

β”-Al2O3を管加工・検査、Aセラミックス接合、B金属部品接合、C単電池組立、D単電池検査、Eモジュール電池組立、F完成検査の見学を2班に分かれて行った。工場内は設備間距離がゆったりとってあり、クリーンなイメージであった。ナトリウムという取扱いに注意を要する材料を安全に製品化し、ユーザーでの使用時にもその安全性が確保できるよう、さまざまな構造上の工夫がされていることが理解でき、その精巧な組立技術に感動した。また工場をミスなく運転するためのワンポイント掲示は参考になった。

   (写真:NAS電池説明)         (写真:NAS電池システム)

当日は小雨がぱらつくあいにくの天気であった。屋外で試験運転しているNAS電池システムは傘をさしての見学となったが、組立、検査工程を担うNAS電池小牧工場は清浄な工場建屋1棟に集中しているため、見学会はスムースに進行した。

【質疑応答】(回答者:日本ガイシNAS事業部専門部長 中林喬様)



  (写真:見学終了後の質疑の様子)   (写真:お答えくださった中林様)

見学会終了後の質疑応答ではNAS電池の実用化への課題等に関する活発な質疑があり、懇切丁寧にお答えいただき、更に理解を深めることができた。

【懇親会】見学会終了後、懇親会を開催した。中林様も交え、NAS電池の実用化に関わる苦労話等の貴重な情報を得る事ができ、更には会員相互の親睦を深め、英気を養うことができた。

以上

東海支部トップ(社)日本セラミックス協会