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講習会「セラミックスの内部構造評価法」を終えて


平成14年度役員によりに企画された原料部会主催の定例講習会は,平成15年9月5日(金),日本セラミックス協会本部において開催された。参加者は16名であった。

セラミックスの課題である信頼性向上には,製造プロセスを解明し,設計できるようになることが必要で,製品及びプロセス途中段階で信頼性を左右する不均質構造の評価法の開発が重要となっている。そこで,最近その有効性が明らかとなったきた,顕微鏡を用いたセラミックスの内部構造評価方法に関する講習会を企画した。

講習会は,渡村原料部会副会長((独)産業技術総合研究所)の挨拶に続き, (株)ニコンインステック・陸川克二氏,名古屋工業大学・藤正督助教授,長岡技術科学大学・植松敬三教授が講師として行われ,顕微鏡・偏光顕微鏡の原理及び使用方法,スラリー,成形体及び焼結体の前処理方法や内部構造評価方法を講義・実習して頂いた。(株)ニコンインステック様のご厚意により三台の顕微鏡を用いて実習が行えたため,質問も多く熱のこもった講習会であった。

講習会のオープニング。
講義の様子。
顕微鏡を囲んで実習(1)。
顕微鏡を囲んで実習(2)。
スラリーその場固化のデモ実験。
成形体観察の試料作製実習。

(財団法人ファインセラミックスセンター:堀田禎)


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