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「第11回セラミックス関係分析技術者研究発表会を終えて」

原料部会化学分析分科会では平成16年11月5日(金),日本分析化学会と協賛で「第11回セラミックス関係分析技術者研究発表会」を東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館で開催した.

 34名の参加者のもと,筆者 渡辺の司会で須藤定久原料部会長の挨拶に始まり,一般発表8件,化学分析分科会報告1件の発表があった.一般発表8件の内,セラミックス試料中のハロゲン分析と試料分解時の汚染など,微量分析に関し3件,不活性ガス融解法やグロー放電−質量分析(GD-MS)の機器分析に関する報告2件,その他国家標準物質の開発,粒度分布測定,強熱減量測定と幅広い発表であった.分科会報告では,2002年に作成した日本セラミックス協会規格「ファインセラミックス用ジルコニア微粉末の化学分析方法」について報告があった.どの発表にも聴講者から活発な質疑があり,盛況のうちに終了した.参加者に行なったアンケートでは,約90%の人から参考になったとの回答があり,また予稿集の事前配布の希望もあった.これら意見を参考に次回研究発表会を企画する予定である.

 最後に,本研究発表会の開催にご助力いただいた須藤原料部会長及び協会関係者,並びにご参加いただいた方々に深く御礼申し上げます.

(化学分析分科会主査 日本ガイシ梶@渡辺光義)


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