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第5回セラミックス化学分析技術セミナー及び原料部会貢献賞表彰式


 原料部会化学分析分科会では平成17年10月25日(火),日本分析化学会の協賛を受けて「第5回セラミックス化学分析技術セミナー」を東京工業大学百年記念館で開催しました.またセミナー終了後,原料部会貢献賞の表彰式を行いました. セミナーは「有害物使用規制(RoHS指令)と試験所認定の最新動向」と題し,須藤原料部会部会長((独)産業技術総合研究所)の挨拶に続き,日本電子 松浦徹也氏,(財)日本適合性認定協会 青柳 邁氏,(社)日本化学工業協会 林田昭司氏,(財)化学物質評価研究機構 若月生治氏,潟ニケミー 柳澤雅明氏に,有害物質使用規制(RoHS指令)の概要と最新動向,RoHS指令と試験所認定,RoHS指令に関わる化学分析方法作成の動向,化学物質評価研究機構における有害物質の測定,試験所認定技能試験の実際について,と題して,それぞれ概要から最新情報までを分かりやすく講義していただいた. 約50名の参加者から各講義に活発な質疑があり,盛況のうちに終了した.参加者に行ったアンケートでは,「タイムリーな内容でとても参考になった」,「同内容を大阪でも開催して欲しい」,「次回も参加したい」,など大変好評であった.これらアンケートの意見を参考に次回セミナーを企画していく予定である. セミナー終了後,日本セラミックス協会規格作成に対する窯業標準化委員会及び原料部会部会長連名による「原料部会貢献賞」の表彰式が行われた.須藤原料部会長の挨拶の後,部会長から協会規格作成協力者ひとりひとりに表彰状が贈られました.今回の表彰は,「ファインセラミックス用窒化ほう素微粉末の化学分析方法」の作成についての貢献に対して贈られたもので,受賞者は以下の方々です(敬称略,順不同). (独)産業技術総合研究所 柘植 明,(財)ファインセラミックスセンター 鈴木佐知子,昭和電工分析物性 橋本政晴,昭和電工塩尻 宮尾茂治,東芝セラミックス梶@設楽広明,東芝ナノアナリシス梶@小沼雅敬,鳴海製陶梶@和泉光治,日本ガイシ滑盤材料研究所,日本特殊陶業梶@水谷 浩,竃x場製作所 岡山順二,椛コ田製作所基盤材料統括部分析センタ,電気化学工業梶@大牟田工場,黒崎播磨梶@弥勒初男. 式後,記念写真撮影に続き,受賞者と協会・部会・分科会関係者の意見交換会が持たれ,共同実験の想い出,日頃の化学分析の苦労や工夫の成果などを話題に話が弾み,皆さん分析技術の一層の向上へむけ新たな意欲を胸一杯に詰め込まれたようです. 最後に,本セミナーの開催にご助力いただいた部会及び協会関係者,並びにご参加いただいた方々に深く御礼申し上げます.

(文責:化学分析分科会主査  日本ガイシ梶@渡辺 光義)


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