日本セラミックス協会第17回秋季シンポジウム 特定セッション 
「ナノインターフェイスの制御による医用セラミックスの開発と評価」

【オーガナイザー】

 

大槻主税(奈良先端科学技術大学院大学)
井奥洪二(東北大学大学院) 
生駒俊之(物質・材料研究機構) 

【協賛(予定)】

日本セラミックス協会生体関連材料部会、日本MRS山口大学支部

【日時】

2004年9月17〜19日

【場所】

北陸先端科学技術大学院大学(石川県)

【趣旨】

病気やけがで傷ついた生体の機能を修復する目的に、セラミックスが臨床使用されている。それらは既に、整形外科、形成外科、口腔外科及び歯科などの医療分野で不可欠になっている。高齢化社会において、これらの目的に用いられる新材料の開発は、骨や歯などの生体骨格系に生じた機能障害を回復させ、生活の質(QOL:Quality of Life)を維持する基盤技術としてさらに必要性が高まっている。"次世代"の医用セラミックスを開発するにあたっては、生体と材料、特にその両者の界面をナノメートルのスケールで解析が重要となる。これらの解析に基づいて、ナノスケールレベルで組成・構造を制御し、新規な機能を付与した次世代の医用セラミックスの開発が必要である。特に材料が生体に積極的に働きかけ、損傷組織の修復を促進する生体機能の付与の技術開発が期待されている。また次世代の医用セラミックスの開発においては、その評価技術の確立も必須となる。本セッションでは、これらの視点から、次世代の医用セラミックスの開発ならびに評価に関する研究を集中的に討論する。

【トピックス】

医用材料、歯科材料、バイオマテリアル、リン酸カルシウム、生体内反応

【招待講演者(予定)】

黒澤 尚(順天堂大学医学部整形外科)
石川邦夫(九州大学大学院歯学研究院)

【講演形式】

発表には、液晶プロジェクタあるいはOHPが使用可能です。 詳細については
http://www.ceramic.or.jp/ig-nenka/sympo/chuui.htm
をご覧下さい。

【オーガナイザー連絡先】

奈良先端科学技術大学院大学 大槻主税
E-mail: ohtsuki@ms.naist.jp