ＵＦＯ（リン化鉄粒子）

写真の説明：
金展間化合物の一種であるリン化鉄（Pe₂P,Pe₃P）をHF/HCl混酸でエッチすると、粒子表面に結晶方位を反映した多数の微小突起（hillock)が顕在化する。本ＳＥＭ写真はあたかも暗い夜空に不気昧に浮び上がるＵＦＯのようにも見えるし、貝殻表面の模様を連想させる。↓

技術的な意義：
観察時の帯電現象の原因となるエッチング残渣が粒子表面に残留しやすく、残渣を超音波洗浄で完全に除去するのに苦労した。

装置、撮影条件等：
日立Ｓ‐９００、加速電圧５ＫＶ

出品者所属・氏名：
旭硝子（株）中央研究所・佐々木幹夫、中井洋一

撮影者所属・氏名：
旭硝子（株）中央研究所・中井洋一

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