本研究体の横断分野について
環境・エネルギー、 エレクトロニクス、機械・航空、 医療 ・ 福祉など多様な産業分野で先進的なコーティング技術は、製品機能にブレークスルーをもたらす技術として注目されてます。 本研究体は、先進コーティングアライアンスなどで議論されている企業ニーズ、技術課題の本質を、メカニズム解明を基に理論体系化するため、「薄膜や厚膜コーティング」の横断分野について、日本セラミックス協会を中心として、他学会(応用物理学会、 日本化学会、日本金属学会、日本溶射協会、表面技術協会、レーザー学会など)を含む、先進コーティング、材料科学、物性物理、物理化学、材料力学、計測、診断、電気回路、モジュール、シミュレーションなどを専門とする研究者間で学際的、学術追及を含めた研究交流を行います。これより、国家プロジェクトの立ち上げ、学術的最新情報の提供、アジャイルで本質的な課題解決を通じて、企業アライアンスによる迅速な事業化に貢献します。
メンバー
代表者
世話人
- 土屋哲男(経済産業省)
- 長田 実(名古屋大学)
- 山本哲也(高知工科大学)
- 小川和洋(東北大学)
- 黒岩芳弘(広島大学)
- 森 茂生(大阪府立大学)
- 須賀唯知(明星大学)
- 中村挙子(産業技術総合研究所)
- 寺西貴志(岡山大学)
期待される成果
具体的な活動として本研究体では、上記多様な学会で活動している研究者間で、
- 各種コーティング手法の応用とベンチマーク
- 各応用時に共通の課題である内部応力などが被膜材料自体の特性に及ぼす影響とそのメカニズムや密着力など信頼性の観点で重要となるヘテロ接合界面の形成、さらにはそれを高精度に評価・解析する技術
- 薄膜から厚膜に至る機械特性と電気特性の同時制御可能とする材料・プロセス選択指針の体系化
セラミックコーティング技術課題やその応用、それを支える計測・評価技術などの基礎研究の促進、議論により、多様なセラミックコーティング技術の学術的体系化や実用化促進
- 国家プロジェクトの企画、提案、企業出資コーンソーシアムへの参加による事業化促進
セラミックコーティング研究体の位置づけ
セラミックコーティング市場
主な先進コーティング
技術課題と研究体での取り組み
トピックス
セラミックコーティング研究体 2023 年度・第1回研究会
セラミックコーティングの新たなアプリケーション
(終了)第10回セラミックコーティング研究会
講師(敬称略)
- U.(Balu) Balachandran (Argonne Distinguished Fellow):エアロゾルデポジション
- 生田目 俊秀(物材機構):原子層堆積技術
- 中村 挙子(産総研):光表面化学修飾ナノコーティング
- 名越 貴志(産総研):微小材料の圧縮・引張試験
連絡・問い合わせ
- 長田 実 (名大・未来研) E-mail osada-lab(at)imass.nagoya-u.ac.jp
(終了)コーティング研究会のご案内
「セラミックコーティングにおける界面欠陥構造の解明と制御技術
~Beyond Defects~」
- 主催:日本セラミックス協会、共催:日本電子材料技術協会
- 期日:2022/9/29(木), 30(金), 2022/10/01(土)
- 場所:南飛弾瀬川温泉 美輝の里 ホテル美輝・スパー美輝
- TEL:0576-47-2641 https://www.mikinosato.co.jp/
- ※コロナ感染拡大の状況によっては、日程変更してリモート開催への切り替えあり
- 案内状(PDF:650kb)
- 参加料:日本セラミックス協会会員、日本電子材料技術協会会員:無料
非会員:5000円 ※宿泊費は別途
- 定員:25名
- 締切:9月15日(定員になり次第締切とします。)
これまでに開催した研究会
活動予定
- 2018年度:秋季シンポジウム開催、国際シンポジウム開催、研究会の開催(年間合計3 回)
- 2019年度:セラミックス誌へ特集号の企画の申請(先進コーティング技術の現状と戦略)
- 2020年度:秋季シンポジウム開催、論文誌特集号、研究会の開催(年間合計3 回を予定)
- 2021年度:協会論文誌・先進コーティング特集号の発刊
Contact
連絡先・参加の方法
E-mail : M-aist-ad-tech-ml(at)aist.go.jp *(at)=@
セラミックコーティング研究体にご興味をお持ちいただいた方、本研究体事務局の産総研デバイス技術研究部門までご連絡をお願いいたします。