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カーエレクトロニクス / 排ガス用温度センサ PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2007年10月号掲載記事)
自動車の排気ガスの温度を計測する部品
排ガス用温度センサは、自動車の排ガス温度を計測するセンサです。排ガス規制の施行に伴い自動車に着装されるようになった触媒コンバータの温度を常時監視するために必要となり、開発、製品化されました。排ガス用温度センサの温度検知部には、温度上昇とともにその抵抗値が減少するという性質を持つ酸化物系のファインセラミックス(NTCサーミスタと呼ばれます)が使われています。最近では、-40℃から900℃と非常に広い温度域を計測可能なサーミスタ素子も開発されています。現在、排ガス用温度センサは、ターボチャージャー、触媒の保護や、種々の排気浄化システムの制御に使われており、省燃費と排気ガスのクリーン化に役立っています。


製品の使用用途 排気温モニタによるターボ,触媒等の保護,及び,
DPF 注2),NOx 触媒,SCR 注3)触媒等の制御
見学可能な博物館など 特になし
Key-word 排ガス,温度センサ,サーミスタ,ペロブスカイト,B定数
市場に出回った年代 1975年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年10月時点での情報です)
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