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振動を電気信号に変化させるセラミックスを用いて、カーナビゲーションの走行軌跡検出やカメラの手振れ検出できる部品 |
ジャイロセンサーはカーナビゲーションの走行軌跡検出用やカメラの手振れ検出用として近年盛んに利用されるようになった。ジャイロが対象とする角速度という物理量は光ファイバー型などの高精度なものを除き、固体の共振振動を利用したタイプがコスト的にも形状的にも有利であるとされている。電気による変形で振動を生起し、逆に応力変形に比例した電気を出力する性質を備えた物質が圧電体である。この圧電体を利用すると一層安価でかつ感度の優れたものが供給できるので、手振れ検出にはよく普及している。最近ではマウスやリモコンといったパソコンやゲーム機の入力デバイス用としても利用が進んできた。シリコンの結晶に高度な溝や切り込みなどの加工を施すことで静電力での駆動が可能になり振動型の裾野が広がっている。それぞれの長所を生かしたすみわけが進んでいる。 |
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製品の使用用途 |
カーナビゲーションや手振れ補正機能などの角速度信号を利用した機器 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
角速度,ジャイロ,手振れ,カーナビゲーション |
市場に出回った年代 |
1965年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年6月時点での情報です) |
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