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デジタル情報機器 / 単結晶サファイア基板 PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2007年6月号掲載記事)
端から端まで原子が規則的に並んだサファイアを加工して板にしたもの。青色・白色LED(発光ダイオード)など使われている。
単結晶サファイアは優れた材料特性を有している為、過去よりその特性を利用して工業用部材として用いる為に人工的に単結晶サファイアが製造されてきた。しかし、サファイアの結晶育成や加工は難しく、大量生産が出来なかった為、価格が高止まりし採用は一部用途に限られていた。近年になり、サファイア結晶の育成・加工の量産技術が大きく進歩し、安定的に大量生産・供給ができるようになってきたこともあり、青色・白色LED(発光ダイオード)を製造するための基板や液晶プロジェクタの輝度向上に欠かせない光学部品として大量に採用されるようになってきている。最近では高周波デバイス製造用の基板として採用され、更に高性能なデバイスに向け研究・開発が進められており、今後も産業の発展に寄与出来る材料として期待されている。


製品の使用用途 青色・白色LED,液晶プロジェクタ,電子デバイス
見学可能な博物館など 京セラ ファインセラミック館
http://www.kyocera.co.jp/company/csr/others/fine_ceramic/index.html
Key-word 単結晶基板,サファイア基板,LED, プロジェクタ,SOS
市場に出回った年代 1995年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年6月時点での情報です)
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