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建材・ガラス1 / 機能性建材(調湿等) PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年2月号掲載記事)
湿気を調節してすごしやすい部屋を作る建物の材料
機能性建材(調湿等)は、住宅の高気密・高断熱化(隙間風が少ない家)が進められてきた中で、結露や過乾燥といった湿気環境を改善する建材として注目を集めている。炊事や入浴などの湿気に対し、湿度コントロールが働くには、・湿気を吸収や放出する量が大きいこと、・湿気の吸収や放出するスピードが速いこと、等の性能が要求される。それには、材料が持っている微細な(ナノメートル程度の)孔のコントロールがポイントとなる。そして、建材としての耐久性能や仕上げ材としてのデザイン性も忘れてはならない点である。機能性建材が普及する中で、客観的な評価を行い、シックハウスの原因物質といわれているホルムアルデヒドの低減建材の認定が行われている。今後、環境負荷を低減し、健康で快適な住まいづくりに役立つ新たな機能性建材の開発が進むことを期待する。


製品の使用用途 内装壁タイル
見学可能な博物館など 特になし
Key-word 調湿建材,吸放湿特性,細孔構造
市場に出回った年代 1998年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年2月時点での情報です)
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