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建材・ガラス1 / ガラス製カーテンウォール PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年2月号掲載記事)
ガラス製の窓枠。ガラス張りの建物ができる。
従来、外装の窓といえば、雨風をしのぎ、明かりを取り入れ、換気をするといった、機能性を重視してきた。しかし近年になって、窓は外装の一部から、建物のイメージを形づくるデザインのアイテムの一部と、変貌を遂げてきた。ガラス張りの外装の進歩はめざましい。なかでもグラサード構法は、サッシ枠を使用せず(フレームレス)、ガラスの大開口を可能にした。この構法は、ガラスの本来持っている透明性をフルに生かし、外部の景色と部屋の内側を一体化させる効果をもたらした。自動車のショールーム等に使われている。さらに、ガラスの加工技術の進歩により、ガラスに孔加工を施し、金物で固定するDPG構法及びガラスを金物で挟み込んで支持するMPG構法,PFG構法等が開発された。近年この様なフレームレスでガラスを金物で固定する外装の事をアルミ製カーテンウォールと比較して、ガラス製カーテンウォールと呼ぶようになってきた。最近、銀座、表参道等の海外ブランドのビルや商業ビルの低層部分のファサードで多く使用されるようになった。


製品の使用用途 建築の内・外壁
見学可能な博物館など アクアマリンふくしま,金沢駅東広場もてなしドーム,国立新美術館,
羽田第2旅客ターミナルビル,ガレリアかめおか,
NHK 大阪放送会館・大阪歴史博物館,九州国立博物館等
Key-word 枠なし( フレームレス),ガラスの孔加工,ボルト止め
市場に出回った年代 1992年頃〜現在
*現在とは記事作成時(2008年2月時点での情報です)
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