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建材・ガラス2 / 建材用結晶化ガラス PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年3月号掲載記事)
丈夫で長持ちするように熱を加えて、割れにくくしているガラス。
結晶化ガラスは、ガラスを熱処理することによってガラス内部に均一に結晶を析出させたものであり、析出結晶相と残存ガラス相との複合化によりユニークな性能を生み出している。建材用結晶化ガラス(図1)は、大理石や花崗岩などの天然石材と比べて、機械的や熱的な耐衝撃強度が高く、白色度や拡散反射率が高いのが特徴で、また酸やアルカリに対する化学的耐久性にも優れている。そのため、建材用結晶化ガラスは1970年代よりビルやオフィス、地下鉄の駅、地下街等の壁や円柱の化粧材として今日まで広く用いられている。


製品の使用用途 ビルやオフィス,地下鉄の駅,地下街等の壁や円柱の化粧材
見学可能な博物館など 特になし
Key-word 表面結晶化ガラス,体積結晶化ガラス,集積法,
拡散反射率,β- ウォラストナイト
市場に出回った年代 1974年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年3月時点での情報です)
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