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住 宅 / 超親水性防汚機能セラミックスタイル PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年5月号掲載記事)
建物の外壁に張ってある汚れのつきにくいタイル。
セラミックスタイルは4000年以上の歴史を持ち、現在も世界中で広く使用されている主要な建築仕上材料の一つであり、我が国でも建築内外装に使用されている。セラミックスタイルは高い耐久性を有し、他材料と比較しても高い防汚性能を有しているものの、近年では黒い筋状の汚れがついている場合が見られる。超親水性防汚機能セラミックスタイルは、従来のセラミックスタイルの防汚性能をさらに高めた外装タイルであり、表面に直径数十ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1m)のシリカ微粒子をコーティングすることによって、都市部の建築物の汚れ原因物質と考えられる自動車や工場の排気ガス中に含まれる煤塵などの疎水性微粒子が付着しにくく、付着したとしても降雨により容易に洗い流されることにより、きれいな状態を維持し、建築物だけでなく景観の美しさを維持することができるようになっている。


製品の使用用途 建築外装
見学可能な博物館など 特になし
Key-word 超親水性,シリカ,防汚,フラクタル構造
市場に出回った年代 1999年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年5月時点での情報です)
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