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(PDFセラミックス誌2022年12月号掲載記事)
積層セラミックコンデンサ

スマートフォン等の情報通信機器をはじめとした様々な回路において、ノイズ除去や電源電圧の平滑化、フィルタなどとして使用されている。

積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、スマートフォンや自動運転技術等に必要な電子回路に搭載される電子部品である。情報通信技術の進展により、必要数量は拡大し、小型、高機能化が求められる。MLCCは電気を貯める誘電体の層と、金属の層を、数層から多いもので1000層を超えて、繰り返し積層されて作られる。MLCCの特性向上は、主に誘電体、金属の薄層化に起因する。薄層化には、各層の表面の凹凸、欠陥、ピンホール等の解消が必要であり、高い製造技術が求められる。薄層・多層化を進めることで、MLCCの使用用途の更なる拡大が期待されている。

 

 

製品の使用用途 積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、スマートフォン等の情報通信機器、データサーバー、通信基地局、車載機器など、様々な回路において、ノイズ除去や電源電圧の平滑化、フィルタなどに使用されている。
見学可能な博物館など なし
Key-word 積層セラミックコンデンサ、MLCC、情報通信、カーエレクトロニクス、静電容量
市場に出回った年代 1950年〜現在
*現在とは記事作成時(2022年12月時点での情報です)
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