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(PDFセラミックス誌2010年11月号掲載記事)
リチウムイオン二次電池
負極にカーボン材料,正極にリチウムイオン含有遷移金属酸化物(LiCoO2等)を用いた二次電池
リチウムイオン二次電池は1991年に商品化された新型二次電池で携帯電話やノートパソコンなどのIT機器の電源として広く用いられており、約1兆円の世界市場となっている。さらには電気自動車等への応用が既に始まっており資源・環境・エネルギー問題の解決手段の一つとして重要な使命を負っている。このリチウムイオン二次電池の負極材料(活物質)にはカーボン材料、正極材料にはLiCoO2という機能性セラミックスが使われている。この正極材料においてリチウムイオンが自由に動けることが重要であり、セラミックス材料技術の応用により当たらしい正極材料が次々に生まれつつある。セラミックス技術は二次電池という分野でも大きな役割を果たしている。
製品の使用用途 携帯電話、ノートパソコンなどのIT機器用電源、電気自動車用電源、電気エネルギー貯蔵用電源
見学可能な博物館など 特になし
Key-word リチウムイオン二次電池 正極材料 負極材料 電解液 エネルギー密度
市場に出回った年代 1991年代〜現在
*現在とは記事作成時(2010年11月時点での情報です)
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