参加者募集‐日本セラミックス協会関東支部 セラミックス地域懇談会 実績報告書

概要

 令和4年7月28日に,WebExを用いたオンライン方式により,地域懇談会事業と,第2回長野県ファインセラミックス技術研究会を共催実施しました.  研究会員である長野県内の中小企業と信州大学に加え,関東支部会員の参加もあり,19機関46名の参加者を迎えて実施する事ができました.
 今回は,東京農工大学 理事 副学長 大学院工学研究院 応用化学部門 電子エネルギー化学分野 教授 次世代キャパシタ研究センター 代表 直井 勝彦 氏をお招きし,次世代大容量キャパシタによる蓄電技術について御講演をいだたきました.
 御講演では,キャパシタの基本的な特性や太陽光発電に適用した際の有用性について解説いただきました.キャパシタは微弱電流の回収に有効であり,晴天時はパワコン,雨天時はキャパシタというように太陽光発電の蓄電デバイスをその時の気候により切り替えることで,季節を問わず安定して電力を回収できることを紹介いただきました.また,超遠心ナノハイブリッド技術によるリチウムインターカレーション材料の高速及び高エネルギー密度化に関する研究やデバイスの量産及び実用化に対応するための技術についても詳しく解説いただきました.
 今回,研究会での講師をお引き受け頂いた直井様,ご参加いただいた皆様,並びにご支援を賜りました日本セラミックス協会関東支部幹事の皆様に深く感謝申し上げます.

講演内容

題 目:「次世代大容量キャパシタによる蓄電技術について」
講 師:国立大学法人東京農工大学 理事 副学長
        大学院工学研究院 応用化学部門 電子エネルギー化学分野 教授
        次世代キャパシタ研究センター 代表  直井 勝彦 氏
内 容:1.キャパシタの基礎
    2.太陽光パネルへの適用
    3.電気二重層キャパシタについて
    4.ナノハイブリッドキャパシタについて
    5.スーパーレドックスキャパシタについて
質 疑:太陽光パネルで発生した熱の利用について
    ナノ粒子と複合体を形成したナノカーボンの後処理の有無について 等

以上

参加者募集‐日本セラミックス協会関東支部 セラミックス地域懇談会

<講演会>

日時:令和 4 年 7月28日(木) 13 時 30 分〜15 時 30 分

開催方法:WebEx によるオンライン開催

講師:東京農工大学 理事 副学長 大学院工学研究院 応用化学部門
   電子エネルギー化学分野 教授 次世代キャパシタ研究センター 代表 直井勝彦 氏

題目:「次世代大容量キャパシタによる蓄電技術について」

次世代大容量キャパシタは,電気自動車や太陽光発電設備等での活用が期待されており,直井氏は世界最高出力の蓄電ナノ材料を開発されている.本講演では,次世代大容量キャパシタによる蓄電技術分野の最新動向について解説して頂く.

参加者:50名程度
   参加希望者は,7月25日(月)までに以下の連絡先にお知らせください.

参加費:無料

主催:長野県ファインセラミックス技術研究会
   日本セラミックス協会関東支部

連絡先:長野県工業技術総合センター 材料技術部門 材料化学部
   柳澤貫太
          E-mail: yanagisawa-kanta-r@pref.nagano.lg.jp