第35回 関東支部研究発表会  開催報告

 2019年9月3〜4日の両日、つくば国際会議場(茨城県つくば市)において、第35回関東支部研究発表会が開催されました。参加者は105名で、1日目は口頭発表47件(学生46件,一般1件/3会場)、2日目はポスター発表19件(学生18件,一般1件)と特別講演で、活発な意見交換が行われました。特別講演では、「単粒子診断法による白色LED用サイアロン蛍光体の開発」と題して、物質・材料研究機構機能性材料開発拠点サイアロングループの武田隆史氏に基礎から応用まで幅広く御講演いただきました。
  恒例となった学生表彰では、厳正な審査の結果、12名の学生が表彰されました。受賞者の中から選抜して関西支部が企画する若手フォーラムへ派遣され発表交流を行っています。また,会議場1階のレストランを借りきって懇親会を行い、親睦を深めていただきました。
  来年は、9月17日(木),18日(金) の両日、静岡大学の脇谷尚樹先生を実行委員長として、舘山寺サゴーロイヤルホテルで開催される予定です。引き続き、皆様のご参加をお待ちしております。

 (茨城大学 阿部修実)

第35回 関東支部研究発表会  学生の声

 本研究発表会では、「単斜晶 HfO2 膜の化学気相析出とマイクロカンチレバー法による機械的特性評価」というタイトルで発表させていただきました。質疑応答や懇親会において、様々な研究者の方から意見を頂くことができ、自身の研究について理解を深めるだけでなく、今後の研究活動における課題を明らかにすることができました。来年度よりも、私は博士課程後期に進学し研究活動を続けていく予定ですので、今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。最後に、指導教員である伊藤暁彦准教授をはじめとした、本研究に関わってくださいましたすべての方々、並びに学会運営に携わってくださいました皆様へ心より御礼申し上げます。

 (横浜国立大学大学院 松本昭源)

 ポスター賞という光栄な賞をいただくことができ、大変うれしく思っております.ポスター発表でのディスカッションは、今後の研究の指針を立てるのに、とても有意義なものでした.また様々な世代の学生や研究者の発表を聞くことができ、これからの研究のモチベーションとなりました.これらの経験を以降の研究活動に活かしていきたいと思っています.ご指導いただいた先生方、そして学会に関わったすべての皆様に心より御礼申し上げます

 (法政大学大学院 保坂拓己)

第35回 関東支部研究発表会  学生表彰

 

最優秀賞
横浜国立大学大学院 松本昭源
単結晶HfO2膜の化学気相析出とマイクロカンチレバ―法による
機械的特性評価

優秀賞
学習院大学大学院 小柳萌美
固体フッ素源を用いた新規Li2MoF6高圧相の合成
北海道大学大学院 根本一宏
コア/シェル型構造InP/ZnS量子ドットの合成とLEDへの応用
千葉大学大学院 稲垣優吾
エチレングリコール溶液の透析により調製したNbドープ酸化チタンナノ粒子の
光照射による光触媒特性

奨励賞
横浜国立大学大学院 北村朱里
MOCVDを用いたTiO2/グラファイト複合材料の合成とその光触媒活性
横浜国立大学大学院 加藤起基
MOCVDを用いたSrFe12O19膜の合成
東海大学大学院 鈴木龍弥
ナトリウムイオン二次電池用正極材料NaxMnO2のマイクロ波合成
茨城大学大学院 高橋亜莉沙
混合-粉砕法を利用した希土類・鉄・ガーネットの合成
千葉大学大学院 山本万梨子
グルコース複合化層状複水酸化物の水溶液処理による酸化亜鉛粒子
および配向制御薄膜の作製

ポスター賞
法政大学大学院
スパッタリング法により作製したZnO/Ag接合の極性と電子状態の評価
茨城大学工学部 安部恵理夏
混合粉砕法によるY3Fe5O12(YIG)の合成における原料Fe2O3・xH2Oの影響

特別賞
宇都宮大学工学部 松橋泰成
AサイトBサイト秩序ペロブスカイトSrCu3Mg2Te2O12の大気圧合成と物性評価

第35回 関東支部研究発表会 会場風景

A会場 B会場
C会場 特別講演
ポスター発表 ポスター発表
表彰式 懇親会

第35回 関東支部研究発表会 プログラム

 講演プログラムはこちらをご覧ください.

第35回 関東支部研究発表会講演募集・参加募集

主催:日本セラミックス協会関東支部

日時:2019年9月3日(火)〜 4日(水)

場所:つくば国際会議場(エポカルつくば)〒305-0032茨城県つくば市竹園2-20-3

アクセス:つくばエキスプレスで秋葉原駅からつくば駅まで約45分,つくば駅から会場まで徒歩約10分.
詳しくはエポカルつくばのホームページ(URL:http://www.epochal.or.jp/)でご確認ください.
宿泊については,周辺のホテルを各自でご予約下さい.

内容:本研究発表会は,関東支部におけるセラミックス関連の学術研究発表会を通じて,産学官の学術交流・技術交流を促進するとともに学生を中心とした若手研究者を育成する活気ある研鑚の場を提供するために開催致します.上記の趣旨から,既発表の内容の講演も可能です.

招待講演:「単粒子診断法による白色LED用サイアロン蛍光体の開発」と題して,物質材料研究機構機能性材料研究拠点サイアロングループ武田隆史氏にご講演いただきます.

講演申込期日2019年7月5日(金)  
        講演申込の〆切を7月12日まで延長しました.

参加申込期日:2019年7月26日(金)

講演予稿原稿送付期日:2019年7月26日(金)

参加費:個人会員・教育会員:8,000円,学生・シニア会員・永年継続会員:3,000円,非会員:16,000円.参加費には,研究発表会参加費(講演予稿集含む),懇親会費(2,000円)が含まれます.宿泊費は含まれません. 当日参加は,参加費を2,000円増とします.

講演申込方法:講演申込みは終了しました.
講演者のE-mailアドレスと以下の(1)〜(14)を御入力ください.E-mailアドレスは,問合せを確実に受け取れる講演者アドレスを入力してください.*印は必須です.(入力項目の一部が学会誌に掲載した会告の項目とは異なります.)

(1) 講演者氏名 * 記入例 世羅 太郎
(2) 会員番号(会員の方のみご記入ください) 非会員の方は空欄で結構です.
(3) 所属 * 所属先のない方は「なし」とご記入ください.
(4) 身分 * 学生(B4),学生(M1),学生(M2),学生(D1),学生(D2),学生(D3),一般・その他
講演者が学生の場合:
(4-1) 指導教員氏名
(4-2) 指導教員電話番号
(4-3) 指導教員E-mailアドレス
(5) 研究発表(口頭発表),研究発表(ポスター発表),企業・公設試験研究機関の紹介
学生との交流の機会を設けるため「研究発表」の他に「企業・公設試験研究機関の紹介」等も可能です.
(6) 講演題目(和文) *
(7) 講演題目(英文) *
(8) キーワード(英文)(5 個以内) * 
(9) 講演者,講演連名者(和文, 講演者に○印) * 記入例 ○世羅太郎, 三久須花子,・・・
(10) 講演者,講演連名者(英文, 講演者に○印) * 記入例 ○Taro SERA, Hanako MIKUSU,・・・
(11) 講演者及び,講演連名者の所属(和文) *
(12) 講演者及び,講演連名者の所属(英文) * 
(13) 研究分野 * 
01. エンジニアリングセラミックス 02. 誘電性材料 03. 導電性材料 04. 磁性材料 05. ガラス・フォトニクス材料 06. 生体関連材料 07. セメント 08. 陶磁器 09. 環境・資源関連材料 10. エネルギー関連材料 11. その他の材料 12.教育 13.液相プロセス 14. 気相プロセス 15. パウダープロセス 16. キャラクタリゼーション
(14) 講演の順番 関連する講演を申し込む場合のみご入力下さい.

口頭発表の場合,ノートPCをご持参ください.発表言語は日本語または英語です.恒例となりました優秀な発表の表彰を予定しています.

予稿原稿提出方法: 終了しました.

参加申込方法:事前申し込みは終了しました.

E-mailアドレスと以下の(1)〜(7)を御入力ください.E-mailアドレスは,問合せを確実に受け取れるアドレスを入力してください.*印は必須です.(入力項目の一部が学会誌に掲載した会告の項目とは異なります.)

(1) 氏名 * 記入例 世羅 太郎
(2) 所属 * 所属先のない方は「なし」とご記入ください.
(3) 身分 * 該当する身分を選んでください.
学生(B4) 学生(M1),学生(M2),学生(D1),学生(D2),学生(D3),一般・その他
(4) 費用 * 該当する参加費用を選んでください.
個人会員・教育会員:8,000円,学生(非会員を含む)・シニア会員・永年継続会員:3,000円,非会員:16,000円
(5) 会員番号(会員の方のみご記入ください)非会員の方は空欄で結構です.
(6) 電話番号 * 記入例 03-3362-5231
(7) 備考欄(何か要望や連絡事項などがありましたらご記入ください.)

問合せ先 茨城大学 阿部修実,TEL: 0294-38-5067,
E-mail: osami.abe.5538@vc.ibaraki.ac.jp
なお,要旨集への広告も募集しています.上記のアドレスまでE-mailでお問い合わせください.お申込みと広告原稿の〆切は7月31日です.