平成27年度 支部長からのご挨拶
平成27-28年度支部長
静岡大学 鈴木 久男
2015年度より日本セラミックス協会関東支部・支部長の重責を担うことになりました静岡大学・電子工学研究所の鈴木です。現在、国立大学も学協会も大きな改革の嵐にさらされています。幸い、財政問題はジャーナルのWeb化などで好転し、基本的にはこれまでの支部活動が滞りなく実施できる環境が整って参りました。しかし、日本セラミックス協会の会員数は未だ4,000人台と一時の勢いはなく、改革は不可欠と思っています。日本セラミックス協会の4割以上の会員数を誇る関東支部の改革を本部と連携して継続することは、大変重要と考えております。
さて、日本の経済情勢は一転好転をしているようですが、まだまだ安心して将来に希望が持てる状況ではありません。また、いろいろな社会情勢の変化が企業と大学の双方に与える影響も顕著になってきました。例えば、今年から始まった新たな就職協定は大学の教育と研究の空洞化を生み、この状況が続けば企業を中心とした日本のお家芸であるものづくりに大きな影響を与えかねません。この様なときにこそ学協会が前向きな提案をして、将来においても技術大国として生き残れる基盤を構築することが不可欠と考えます。
次に、セラミックスに関する状況はどの様に変化しているでしょうか?これまで、セラミックスは構造材料と電子材料を中心に発展してきたと思われますが、最近ではバルクから薄膜へ、また環境・エネルギー関連材料やバイオ等の幅広い分野に展開されてきています。これらの変化は、今後も益々顕著になってくると思われます。変化の時はチャンスの時と捉え、今後もセラミックスがキーマテリアルとして機能し続ける様に、日本セラミックス協会も変化する時を迎えつつあるのではないでしょうか。その中で、関東支部が大きな役割を担っていることは明らかです。新規な材料を開発するだけではなく、効率的な製造技術や社会ニーズに合致したプロセッシングを創造・確立して行かなければなりません。この様な目的に向かって、支部会員全員が活発に情報交換することで産官学の協力体制を整え、新たな時代を迎える準備ができる様に努力したいと考えます。そのための一戦略として、関西支部との若手研究者間あるいは地域間の交流を目的とした行事を企画する等、継続的に改革を行って参りますので、会員の皆様には積極的にご参加頂き、関東支部を益々発展させたいと思います。
そのためには、支部会員の皆様のご協力は不可欠であり、また何よりの推進力であると考えます。今年から2年間、支部会員の皆様はもちろん、常任幹事や歴代支部長の皆様による様々な面での支えを頂き、微力ながら全力を尽くす所存ですので、ご指導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
略歴
1982年 名古屋大学大学院工学研究科応用化学及び合成科学専攻修了
1982年〜 豊田工業大学 助手−講師−助教授
1988年 博士(工学)(東京工業大学)
1994年 静岡大学助教授
2004年 静岡大学教授
2013年 静岡大学電子工学研究所 教授
専門
無機材料科学 (セラミックスのケミカルプロセッシング)
平成27年度 常任幹事名簿
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氏名 (所属) |
委員会,本部委員 |
支部長 |
鈴木 久男 (静岡大) |
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副支部長
常任幹事 |
黒光 祥朗 (三菱マテリアル) |
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常任幹事 |
芦澤 宏明 (TOTO) |
若手研究発表交流会 |
常任幹事 |
阿部 修実 (茨城大) |
表彰委員会 |
常任幹事 |
新井 学 (品川リフラクトリーズ) |
若手研究発表交流会委員会 |
常任幹事 |
伊熊 泰郎 (神奈川工大) |
表彰委員会委員長 |
常任幹事 |
板谷 清司 (上智大) |
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常任幹事 |
岩永 大介 (TDK) |
講演会委員会委員長 |
常任幹事 |
上川 直文 (千葉大) |
広報委員会副委員長 |
常任幹事 |
大石 知司 (芝浦工大) |
|
常任幹事 |
大柿 真毅 (日立ハイテクサイエンス) |
広報委員会 |
常任幹事 |
大神 剛章 (太平洋セメント) |
見学会委員会 |
常任幹事 |
大本 英雄 (セントラル硝子) |
講演会委員会 |
常任幹事 |
岡田 繁 (国士舘大) |
|
常任幹事 |
木枝 暢夫 (湘南工大) |
|
常任幹事 |
小嶋 芳行 (日本大) |
若手研究発表交流会委員会 |
常任幹事 |
小西 幸宏 (太陽誘電) |
講演会委員会副委員長 |
常任幹事 |
菅原 義之 (早稲田大) |
普及・啓発委員会委員長 |
常任幹事 |
単 躍進 (宇都宮大) |
|
常任幹事 |
多々見純一 (横浜国大) |
見学会委員会副委員長 |
常任幹事 |
田中 功 (山梨大) |
研究発表会委員会副委員長 |
常任幹事 |
樽田 誠一 (信州大) |
研究発表会委員会委員長 |
常任幹事 |
塚田 峰春 (富士通研究所) |
見学会委員会 |
常任幹事 |
西村 聡之 (物材機構) |
広報委員会 |
常任幹事 |
花屋 実 (群馬大) |
表彰委員会副委員長 |
常任幹事 |
樋口 昌史 (東海大) |
行事企画委員会支部派遣委員 |
常任幹事 |
藤原 忍 (慶応大) |
若手研究発表交流会委員会副委員長 |
常任幹事 |
増野 敦信 (東京大) |
広報委員会委員長 |
常任幹事 |
松下 伸広 (東京工大) |
見学会委員会副委員長 |
常任幹事 |
向田 雅一 (産総研) |
講演会委員会 |
常任幹事 |
安盛 敦雄 (東京理大) |
広報委員会 |
常任幹事 |
柳瀬 郁夫 (埼玉大) |
若手研究発表交流会委員会委員長 |
常任幹事 |
綿打 敏司 (山梨大) |
広報委員会 |
庶務幹事 |
坂元 尚紀 (静岡大) |
広報委員会 |
支部監事 |
内田俊一郎 (太平洋セメント) |
講演会委員会 |
支部監事 |
櫻井 修 (東京工大) |
普及・啓発委員会 |
顧問 |
丹羽 紘一 (富士通) |
支部長:H13-14 |
顧問 |
木野村暢一 (山梨大) |
支部長:H15-16
(退職により,顧問よりご退任) |
顧問 |
野村 武史 (TDK) |
支部長:H17-18
(退職により,顧問よりご退任) |
顧問 |
小林 秀彦 (埼玉大) |
支部長:H19-20 |
顧問 |
高木 悟 (旭硝子) |
支部長:H21-22 |
顧問 |
篠崎 和夫 (東京工大) |
支部長:H23-24 |
顧問 |
三浦 啓一 (太平洋セメント) |
支部長:H25-26 |
各委員会
研究発表会委員会 |
委員長 |
樽田 誠一 (信州大) |
副委員長 |
田中 功 (山梨大) |
表彰委員会 |
委員長 |
伊熊 泰郎 (神奈川工大) |
副委員長 |
花屋 実 (群馬大) |
|
阿部 修実 (茨城大) |
若手研究発表交流会委員会 |
委員長 |
柳瀬 郁夫 (埼玉大) |
副委員長 |
藤原 忍 (慶応大) |
|
小嶋 芳行 (日本大) |
|
新井 学 (品川リフラクトリーズ) |
|
芦澤 宏明 (TOTO) |
講演会委員会 |
委員長 |
岩永 大介 (TDK) |
副委員長 |
小西 幸宏 (太陽誘電) |
|
大本 英雄 (セントラル硝子) |
|
向田 雅一 (産総研) |
|
内田俊一郎 (太平洋セメント) |
見学会委員会 |
委員長 |
多々見純一 (横浜国大) |
副委員長 |
松下 伸広 (東京工大) |
|
塚田 峰春 (富士通研究所) |
|
大神 剛章 (太平洋セメント) |
普及・啓発委員会 |
委員長 |
菅原 義之 (早稲田大) |
|
櫻井 修 (東京工大) |
広報委員会 |
委員長 |
増野 敦信 (東京大) |
副委員長 |
上川 直文 (千葉大) |
|
綿打 敏司 (山梨大) |
|
大柿 真毅 (日立ハイテクサイエンス) |
|
安盛 敦雄 (東京理大) |
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西村 聡之 (物質・材料研究機構) |
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坂元 尚紀 (静岡大) |
行事企画委員会支部派遣委員 |
|
樋口 昌史 (東海大) |