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平成 19 年度 東海支部特別講演会
終了報告

日本セラミックス協会東海支部


去る平成19年4月13日(金)、(財)ファインセラミックスセンターにおきまして、平成19年度東海支部特別講演会を開催致しました。(財)ファインセラミックスセンター専務理事 材料技術研究所長 種村 榮氏より「金属酸化物ナノ材料の作製とその光機能評価」と題して講演して頂きました。

ナノ材料は『量子サイズ効果』や『バンド幅の拡大』等の特徴的な物性を有し、その応用分野として光機能材料が最近注目されているとのこと。その機能発現に関わるナノ材料特有の光学特性と、光機能材料としての現状と可能性についてご説明いただきました。また、最新の成果である、イオンビーム衝撃法あるいは熱化学反応と気相輸送法を用いて作製した ZnO ナノ構造体によるランダムレーザ発振、さらには熱水合成法により作製したアナターゼ型 TiO2 ナノチューブあるいはチタネート(titanate:Na2-xHxTi3O7)ナノチューブに銀ナノ粒子( HNO3 と AgNO3 混合液を炉から取り出して洗浄する際に加える方法により作製)、あるいはAgClナノ粒子( HCl と AgNO3 の混合液を同様に加える方法で作製)を担持した複合ナノチューブによるフォトクロミック現象を述べられました。また、ナノ材料が有する有望な光機能性の一端についてわかりやすくご紹介いただき、参加者の関心も高く充実した講演会となりました。

なお、特別講演には大学、企業、研究所などから70名の参加があり、盛況の内に終了することができました。講師をはじめ、司会、参加者の方々によるご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。またこの後の懇親会には39名の参加があり、大いに歓談して頂きました。本当にありがとうございました。

(事務局)


主 催: (社) 日本セラミックス協会東海支部
共 催: (社) 日本セラミックス協会陶磁器部会
耐火物技術協会東海支部
日 時: 平成 19 年 4 月 13 日 (金)
 講演会 15:40〜17:00
 懇親会 17:25〜19:00
場 所: (財) ファインセラミックスセンター
内 容: 「金属酸化物ナノ材料の作製とその光機能評価」
  (財) ファインセラミックスセンター
   専務理事 材料技術研究所長 種村 榮 氏

講演の様子

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2007年6月12日