![]() | The Ceramic Society of Japan |
---|---|
| CerSJ トップページ | 部会・支部 | 東海支部トップ | | | Japanese | English | |
去る平成21年4月17日(金)、(財)ファインセラミックスセンターにおきまして、平成21年度東海支部特別講演会を開催致しました。名古屋大学 教授 河本邦人先生より「酸化物熱電変換材料の研究現況と将来展望」と題して講演して頂きました。
熱電変換の原理と共に、エネルギーを変換・消費する際に熱としてロスしてしまう分を熱電変換で回収することが、大きなCO2削減につながる非常に重要な課題であることを述べられ、その熱電変換材料の材料設計に重要な指針(PGEC; Phonon Glass / Electron Crystal)から、材料構造の低次元化やナノサイズ化の検討が進められている現在の研究動向を紹介いただきました。
特に、電気伝導媒体(電子)が重く導電率が高いSrTiO3の可能性について解説いただき、熱伝導率を下げる為の超格子化の検討事例など、具体的な研究事例をわかりやすく紹介頂きました。また、太陽光発電と熱電変換のハイブリット化などの将来展望も述べられ、参加者の関心も高く充実した講演会となりました。
なお、特別講演には大学、企業、研究所などから 73 名の参加があり、盛況の内に終了することができました。講師をはじめ、司会、参加者の方々によるご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。またこの後の懇親会には 50 名の参加があり、大いに歓談して頂きました。本当にありがとうございました。(事務局)
主 催: | (社)日本セラミックス協会東海支部 |
---|---|
共 催: | (社)日本セラミックス協会陶磁器部会,耐火物技術協会東海支部 |
日 時: |
平成 21 年 4 月 17 日(金) 講演会 15:40〜17:00 懇親会 17:15〜18:30 |
場 所: | (財)ファインセラミックスセンター |
内 容: |
「酸化物熱電変換材料の研究現況と将来展望」 名古屋大学 教授 河本 邦仁 先生 |
![]() <講演の様子1> |
![]() <講演の様子2> |
[→昨年の報告]
2009年6月1日掲載
2010年5月7日修正