2025年度 東海北陸支部見学会
参加者31名で無事終了しました。
株式会社LIXIL榎戸工場は、知多半島西岸の愛知県常滑市に位置し、衛生陶器の製造を行っている工場になります。
見学に先立ち、LIXILおよび榎戸工場の概要と衛生陶器の製造工程についてご説明いただきました。ちなみに今年は、前身の伊奈製陶が衛生陶器の製造を始めてから80周年とのことです。知多半島には、LIXILの水回り製品関係の工場が集積しており、榎戸工場もその一つです。榎戸工場では、原料の粉砕と素地の製造から、鋳込み成形さらに成形に使用する型作りまで行っており、さらにその後の乾燥、施釉、焼成、検査まで一貫した製造を行っています。このうち成形については、従来の石膏型を用いる場合と現在の主力である樹脂型を用いる場合の違いについて詳しくご説明いただきました。
次に、2班に分かれて工場見学を実施しました。先にも書きました通り、今年は衛生陶器製造開始80周年として、特別に原料製造工程についてもご案内いただきました。巨大なボールミル設備に圧倒されるとともに、製品の不良率を下げるための前処理の重要性についてご説明いただきました。その後の工程は多くの部分で自動化されており、鋳込み成形後にロボットにより脱型する工程や、釉薬をスプレーする工程を見学するとともに焼成窯で加熱されている様子についても確認することができました。その一方で、検査は専門の検査員が実施しており、厳しい品質管理のもとで一貫生産していることをご説明いただきました。続いてショールームでは、LIXILにおける衛生陶器製造の歴史についてご説明いただくとともに、防汚性に優れるトイレ素材のデモンストレーションについても実施していただきました。
最後に戻って質疑応答の時間を設けていただきましたが、見学者からは多くの質問がありました。今回の工場見学が非常に興味深かったことを示していると考えられ、大変有意義な見学会となりました。
最後になりますが、澤田様をはじめとした開催にご協力頂きました株式会社LIXILの皆様、およびご参加頂きました皆様に、厚く御礼申し上げます。
(事務局)
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作成日時:2026年1月1日