第4回生体関連セラミックス・ビギナーズセミナー

The 4th Beginner's Seminar on Ceramics in Medicine, Biology and Biomimetics

 生体に関連した材料分野は,人工骨や人工股関節,薬剤徐放材などの医用材料をはじめ,バイオセンサー,バイオリアクターなどのバイオテクノロジーに利用される材料,生体内反応に倣ったバイオミメティック法による新規高機能性セラミックスや無機−有機複合体の常温常圧における合成,生物環境にやさしい材料の合成などの研究・開発に多くの可能性を秘めています。本セミナーは,生体の関連する材料や技術に興味を持つビギナーを対象とした勉強会です。講師には第一線の現場で研究・開発に従事されている研究者をお招きします。若手の研究者に限らず,これから生体関連材料分野の研究や開発を考えている方々が参加されています。


【日時】 2002年12月13日(金)13:30 〜 17:30

【場所】 テイジンホール(〒541-8587 大阪市中央区南本町1-6-7 帝人ビル)

     (大阪市営地下鉄堺筋線・中央線堺筋本町駅下車2番出口より連絡通路)

【内容】

1)臨床応用を視野に入れたバイオマテリアル開発(東医歯大・生材研)中村 聡 先生・関島安隆 先生

バイオマテリアル研究に携わる研究者はその知識を工学領域または医学領域に偏心する場合が多い。本講演では生体材料開発のニーズとその生体内での基本的評価方法を概説し臨床応用まで効率的に進める手順を考えたい。

2)歯髄・根尖歯周組織へのリン酸カルシウムの臨床応用(大阪歯大・口腔治療)好川正孝 先生

リン酸カルシウムセメントに対する組織反応を検討した結果を提示して、歯科の一分野である歯内治療学の立場からリン酸カルシウムセメントの生体材料としての有効性と臨床に応用するための問題点を考える。

3)セラミックスは歯科材料の期待の星である!(京大・再生医研)堤 定美 先生

天然歯により近い審美性と、昨今とみに増えてきた金属アレルギや環境ホルモンへの配慮を含めて、安全で安定なセラミックによる歯科修復物へのこだわりと期待が益々強くなっている。骨修復を含めて、熱い期待と要請に答えて発展を遂げてきたセラミック材料を中心にして、その現状と問題点についてまとめる。

4)我が社のバイオセラミックス(各社)

参加者にバイオセラミックスの現状を広く理解いただくために、生体材料製造・販売各社による展示(カタログ・技術資料、パネル、サンプル等)と、製品等に関するプレゼンテーションを行います。

【参加費】 

一般4,500円,学生2,500円(資料代含む)

【定員】 

約100名

【懇親会】 

2002年12月12日(木)18:00〜20:00 場所:テイジンホール(会費一般5,000円,学生2,000円)第6回生体関連セラミックス討論会と合同で行います。

【申込方法】 

電子メールにて下記までお申込みください。「セミナー申込」と明記の上,氏名,所属,一般/学生の区別,連絡先(郵便番号,住所,電話,Fax,電子メールアドレス),懇親会参加希望の有無をお知らせ下さい。

【申込先】 

E-mail: bioceramics@zymail.mse.nitech.ac.jp

【問合先】 

〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学 材料工学科 春日敏宏(Tel&Fax 052-735-5288, E-mail: kasugato@mse.nitech.ac.jp

「我が社のバイオセラミックス(製品展示とプレゼンテーション)」へのご参加をご考慮いただける企業の方は、幹事(春日)までご連絡いただければ詳細をお知らせします。


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