|
|
 |
人の関節がこわれたとき、丈夫なセラミックスで人工の関節を作って、元のように治すことができるようになってきた。 |
事故や病気のために関節に不自由を感じる方々は年々増加している。人工関節は、機能を失った関節を人工材料で置き換える外科的治療に用いられる機器で、多くの患者さんの社会復帰に貢献する治療として現在広く受け入れられている。しかし、人工材料の耐久性は永遠では無く、常に人工関節の長寿命化は切望されている。関節は荷重を支える、運動を可能にするという2つの大きな機能を担っている。人工関節ではこのような荷重・運動により擦り減ることが耐久性の限界を決定する因子となり得ることから、擦れても容易に擦り減らない材料が求められる。従来、金属と樹脂の組み合わせであった人工関節に対し、セラミックスの低摩耗性を活かしたアルミナと樹脂の組み合わせの人工関節を実用化し、摩耗の低減に貢献している。 |

|
製品の使用用途 |
人工股関節、人工膝関節ほか肩、肘、足関節 |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
人工関節、長期耐用、摩耗、アル ミナ、ジルコニア |
市場に出回った年代 |
1982年頃〜現在
*現在とは記事作成時(2008年11月時点での情報です) |
|
|