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急熱急冷に耐える性質を持ち、加熱調理に古くから用いられる。最近では、IHで加熱できる土鍋も開発されている。 |
土鍋は、ガスバーナー、炭火などで加熱して用いる調理用容器であり、長い歴史があるが、1950年代にアフリカのジンバブエや南米のブラジルで産出するペタライトという鉱物を用いた土鍋が開発され、家庭用、業務用として広く普及した。
土鍋の特徴としては、ガスバーナーなどで加熱するため、急熱・急冷に耐える性質(耐熱衝撃性)を有していることである。
製造法は、通常の陶磁器と同様である。素地は、ペタライトを40%程度含む土を用いて作製し、ペタライトを60〜75%程度含む釉薬を掛けた後、1150〜1200℃で焼成する。ペタライトを多く用いることで高い耐熱衝撃性が得られる。
最近は、IHで加熱できる土鍋、電子レンジで炊飯できる土鍋など、様々な製品が開発されており、進化し続けている。 |

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製品の使用用途 |
加熱調理 |
見学可能な博物館など |
ばんこの里会館、伊賀焼伝統産業会館 |
Key-word |
土鍋、低熱膨張性、耐熱衝撃性、リチア、ペタライト |
市場に出回った年代 |
1959年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年11月時点での情報です) |
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