|
|
 |
|
ファイセラミックがもつ耐摩耗性に着目したライニングは、1980年代より送風機を始め多くの設備・装置で実施されてきました。このライニングに関わる設計は、主にその設備が使用される温度により接合方法が決められてきました。また、摩耗が激しい部位には一般的に用いられるアルミナに替えて窒化珪素系セラミックスを適用するなど設備全体の耐摩耗性向上を狙った設計が主流でした。
しかし、近年鉄鋼業のフル生産が続くなか、如何に設備の休止時間を短くするかが非常に重要な要素となってきました。従前の接着剤接合で必須であった接着剤が養生硬化するまで時間をゼロにできる接合方法(スタッド溶接接合)を補修頻度の高い部位に部分的に採用する、ハイブリッド型のライニング仕様が近年急速に普及してきました。
これからも多様化されるニーズに応じた最適なセラミックスとの接合仕様に進化していく傾向が今後も続くでしょう。 |

|
製品の使用用途 |
鉄鋼プロセス前工程(製銑,製鋼工程)設備の大型送風機(図1)耐摩耗ファインセラミックスライニング |
見学可能な博物館など |
特になし |
Key-word |
耐摩耗,耐熱温度,エポキシ系接着剤,
シリコン系接着剤,スタッド溶接接合 |
市場に出回った年代 |
2006年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年9月時点での情報です) |
|
|