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2018 年度 東海支部見学会 終了報告

日本セラミックス協会東海支部


2018 年 10 月 5 日(金) 東海支部見学会は学生 6 名を含む参加者 34 名で無事終了しました。 ご参加戴きました皆様、並びに、開催にご協力いただきました美濃窯業(株)の皆様に、厚く御礼申し上げます。

(事務局)


主 催: (公社)日本セラミックス協会 東海支部

日 時: 2018 年 10 月 5 日(金) 13:45 ~ 16:15

見学先:美濃窯業(株) 亀崎工場


【講演】

工場見学をする前に、石川工場長から会社、製品および製造工程などについて講演をして頂きました。 この工場では、ハイアルミナ質レンガを主力商品にして、定形耐火物、不定形耐火物、大型ブロックなど多くの耐火物が製造されています。特にセメントキルン用のライニング材となる耐火レンガでは、業界トップのシェアを誇っているとのことでした。
続いて技術研究所の松岡様からは、新たな取組みの1つとして常圧焼結炭化ホウ素による高性能スピーカー振動板の実用化について講演して頂きました。これまで炭化ホウ素の焼結方法は一般的にはホットプレスでしたが、高コスト、単純形状に限定されるなどの課題がありました。このため新たに常圧焼結法を開発してスピーカーの振動板に応用されたとのことでした。この技術により日本セラミックス協会から2017年度の技術賞を受賞されており、新たな分野へのチャレンジも積極的に行われていました。
Lecture

【工場見学】

講演の後、3つのグループに分かれて工場見学に移りました。説明員の方から、耐火レンガの原料、破砕、粉砕、混練、成形、焼成、検査の一連の工程を案内して頂き、間近で耐火レンガが製造される様子を見ることができました。特に成型工程での大型プレス機によるレンガ成形は迫力があり、多くの参加者がこの工程に見入っていました。
今回の見学会では、耐火レンガ製造の現場、工程の概要と規模の大きさを実感を持って理解することができ、大変有意義な見学会となりました。
Group photo

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2017 年度見学会報告
2018 年度事業

2018年10月25日公開