12:55 開会
13:00 - 14:00 (司会:都留寛治)
講演(1) 「生体の構造に倣う材料の設計」(資料集1〜8頁)
島根大学 総合理工学部 助教授
宮路 史明(みやじ ふみあき) 氏
近年生体の複雑な構造・機能・プロセスを模したバイオミメティック材料の研究が精力的に行われている。バイオミメティック・ケミストリーの手法と,それを利用して無機材料の微細構造を制御・組織化する試みについて紹介する。
14:00 - 15:00 (司会:川下将一)
講演(2) 「整形外科におけるセラミックスの臨床応用と問題点」(資料集9〜16頁)
京都大学大学院 医学研究科 助手
根尾 昌志(ねお まさし) 氏
骨を扱う整形外科においては,セラミックスが人工関節や人工骨として広く臨床応用されている。その現状と問題点を示し,臨床家の立場から今後の展望とセラミックスに対する期待を述べる。
15:00 - 15:10 休憩
15:10 - 16:10 (司会:菊池正紀)
講演(3) 「組織工学における材料の役割」(資料集17〜24頁)
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 生体材料研究クラスターマネージャー
久留島 豊一(くるしま とよかず) 氏
マトリックス材料に細胞を組み込んだ培養組織(皮膚,軟骨,骨など)の開発状況やその商品化に関する課題などについて,当社の現状なども交えながら,主に材料開発の面から説明を行う。
16:10 - 17:10 (司会:相澤 守)
講演(4) 「セラミックス合成における酵素の利用」(資料集25〜32頁)
山形大学 工学部 助教授
鵜沼 英郎(うぬま ひでろう) 氏
常温付近で高い触媒活性を持つ酵素を無機合成に利用することにより,生成物の形態制御などが格段に容易になる場合がある。本講演ではまずセラミックス合成の基本プロセスを概観した後に,酵素を利用したセラミック粉末合成,コンポジット合成,粉末成形等の新規技術を紹介し,将来の展望を述べる。
17:15 閉会
18:00 - 20:00 懇親会
場所:ルブラ王山