産官学ミキシング セッション「透明焼結セラミックス」

Mixing session: Cooperation with industry, government, schools

[日時] 2017年3月19日(日)9:45~11:45(会期3日目)
[会場] 日本大学駿河台キャンパス1号館5階D会場(154)

日本セラミックス協会年会では、イノベーション創出の源泉となることを期待し、 産業界のニーズと官学の研究シーズの出会いの場として『産官学ミキシング セッションセッション』を設けています。 本セッションは産官学の相互交流及び連携を更に促進することを目的とし、広範なセラミックス技術の中から毎年、注目度の高い研究領域に焦点をあてます。

本年度は、近年脚光を浴びている透明焼結セラミックスについてセッションを設けました。 透明材料としてのセラミックス焼結体は、機能の向上や新規アプリケーションの出現により、広がりを見せ始めています。 日本セラミックス協会では、『透明焼結セラミックス』について、研究発表を募集いたします。 透明焼結セラミックスに関する、調査研究、試作・製造技術、応用製品、技術調査など、いろいろな視点に立った幅広い研究発表をお聴きください。

【セッションの内容】
本セッションは、ニーズの視点に立ち技術領域におけるセラミックスユーザーの代表の方に講演いただく『ユーザーサイド2017』と 研究シーズとしてそれに関連する「一般講演」からなります。 興味を同じくする広い領域の研究者・技術者に参加していただき、ニーズ及びシーズの接点を見出しやすい環境を設けます。

産官学ミキシング セッション「透明焼結セラミックス」

講演種類 講演番号 講演時間 題目
所属・氏名(○=口頭発表者)
一般 3D04M 9:45~10:00 SPS法によるシンチレータ材料の開発VII
(東北大学・山形大学) ○黒澤俊介・(東北大学) 原田晃一・知場啓志・山路晃広・鎌田圭・横田有為・吉川彰
ユーザーサイド2017 3D06MU 10:15~10:45 新しい材料科学の創造
((株)ワールドラボ) ○池末明生
ユーザーサイド2017 3D08MU 10:45~11:15 透明蛍光サイアロンバルクセラミックスの開発
(横浜国立大学) ○多々見純一・(神奈川科学技術アカデミー) 高橋拓実・(横浜国立大学) 飯島志行・(神奈川県産業技術センター) 横内正洋
ユーザーサイド2017 3D10MU 11:15~11:45 透明・透光性ジルコニアセラミックス
(東ソー(株)) ○山下勲

元素戦略 セッション

Element strategy session

日本セラミックス協会では,次世代のセラミックス研究の方向性の一つとして,元素戦略を推進しております.昨年度に引き続き,各会場にて元素戦略に関連した講演を行います.

講演番号 講演日時 題目
所属・氏名(○=口頭発表者)
3月17日(金)
(会期1日目)
1D18S13:15~13:30ファイバー状乱層構造窒化ホウ素の可視/紫外領域における発光特性
(神戸大学)○對馬恵美・内野隆司
1D24S14:45~15:00スピネル型Al4LiO6F:Fe3+およびAl4LiO6F:Mn4+深赤色蛍光体
(山形大学)○小林里帆・高橋秀明・松嶋雄太・(静岡大学)小南裕子・原和彦
1E17S13:00~13:15層状構造を有するLi-Rh複合酸化物の合成
(産業技術総合研究所)○粕谷亮・木村辰雄・野村勝裕・成田弘一
1L20S13:45~14:00酸化銅(II)焼結体を受光層に用いた光起電力素子
(山形大学)○佐藤友樹・吉田司・松嶋雄太
3月19日(日)
(会期3日目)
3B10S11:15~11:30ヒドリド置換鉄系超伝導体LaFeAsO1−xHxの超伝導と反強磁性
(東京工業大学)○飯村壮史・松石聡・細野秀雄・山浦淳一・(高エネルギー加速器研究機構)小嶋健児・門野良典・村上洋一・(茨城大学)平賀晴弘
3B11S11:30~11:45同位体置換154SmFeAsO1−xDxの合成と結晶/磁気/電子構造解析
(東京工業大学)○飯村壮史・岡西洋志・松石聡・細野秀雄・(茨城大学)平賀晴弘・(高エネルギー加速器研究機構)本田孝志・池田一貴・大友季哉・(ラウエランジュバン研究所)はんせんとーます
3C22S14:15~14:30酸化亜鉛粉末のレーザー発振に及ぼす粒径の影響評価
(神戸大学)○松崎涼介・相馬遙香・福岡加奈江・内野隆司
3D27S15:30~15:45残光性ZrO2の結晶構造が準安定状態の緩和機構に及ぼす影響
(東京理科大学)○岩崎謙一郎・安盛敦雄

サテライト プログラム

Satellite program

[日時] 2017年3月17日(金)(会期1日目)
開催時間・会場はプログラムによって異なります.下表を参照してください.

セラミックスに関する学術・研究・教育など各分野での集会やセミナーをサテライトプログラムとして開催いたします.詳細,お申し込みついては,各プログラム詳細をご覧の上,各プログラムの主催者・連絡担当者へお問い合わせください.

No. プログラム名 時間 会場 詳細(PDF)
01第17回セラミックス関係分析技術者研究発表会9:30~12:00M会場
(2F-中会議室)


詳細

02第2回MFD(マテリアル・ファブリケーション・デザイン)研究会9:00~12:00D会場
(5F-154教室)
03若手研究者が切り拓くハイブリッド材料10:00~12:00J会場
(3F-132教室)
04第19回バルクセラミックス研究会10:00~12:00H会場
(4F-144教室)
05第3回構造科学と新物質探索研究会9:00~12:00A会場
(5F-151教室)
06第1回水資源の確保と保全に向けた材料・技術研究講演会9:00~12:00F会場
(4F-142教室)
07第4回放射光・中性子によるセラミックス原子相関解析研究会10:00~12:00K会場
(3F-133教室)
08第7回エネルギー変換の材料科学研究会10:00~12:00C会場
(5F-153教室)
09焼結の科学と技術-焼結の研究を基礎から学ぶ-9:00~11:40B会場
(5F-152教室)

教育セッション

Education session

教育セッション 詳細

2017年年会・教育セッションでの発表・参加(聴講・討論)を是非ご検討下さい

高校、高専、大学、企業等における工学教育を充実させることは、ものづくり活動を通じて社会を支える技術を担う人材を育てるという観点から極めて重要です。教育委員会では、この目的を達成するために、年会での教育セッションおよび高等学校作品展、セラミックス大学、課題研究フォーラムなどの活動を行っています。

教育を充実させるために重要なものは、教師のスキルアップと優れたコンテンツです。これまで年会教育セッションでは、小中学校から大学・大学院までを対象とした、広範囲にわたるセラミックス・材料関連の優れた教育の取り組みや実習などに関する発表が、多数行われてきました。その聴講や質疑応答を通じて得た情報が参考になって、自らが担当する授業・実験実習の内容や方法の改善に役立ったという声を、多くの参加者の皆様から頂戴しています。

2017年年会でも教育セッションを設けます。これからのセラミックスを支える人材の育成を一層推進するためにも、ぜひ年会・教育セッションで、さまざまな教育に関わる事例や取り組みについてのご発表をいただきたくお願いいたします。

例えば、「授業や学生実験での取り組みの紹介」、「効果的だった教育方法」、「産学連携・地域連携の教育活動」、「社会人教育の事例」、「企業における人材育成の取り組み」、「キャリア教育」など、教育に関する話題であれば何でも構いません.教育に携わる皆様の情報交換の場として、教育セッションを積極的に活用していただきたいと思います。代表的なキーワードを下記に挙げますが、これら以外のものも歓迎します。

教育セッションにおける発表のキーワード例

教育方法 アクティブラーニング、PBL、ICT活用、反転授業など
教材開発 実験教材の開発、教育ソフトウェア、e-learningコンテンツ など
技術者教育 JABEE、倫理教育、継続教育、社会人再教育、人材育成など
連携教育 キャリア教育、サービスラーニング、高・高専・大連携、地域連携など

2017年年会での教育セッションは、一般セッションと同様に行われる予定です。セラミックス・材料教育にご関心のある方の積極的な参加をお待ちしております。

お問い合わせはこちらへcersj-kyouiku@cersj.org

学術写真賞

Ceramographic Award

顕微鏡写真展(学術写真賞)詳細

応募受付は終了いたしました。 応募された作品は 2017年会 会場にて掲示いたします。