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建材・ガラス2 / 断熱グラスウール PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年3月号掲載記事)
ガラスで作った、綿。熱をあまり伝えないので、住宅の断熱材としても使われる。
グラスウールはその名の通り、ガラスで作った綿である。布団や毛布などと同じでウールには繊維の間に多量の動きにくい空気が存在し、この為に熱が伝わりにくくなり断熱性能が出る。グラスウールはガラスで作られているので化学的に安定な物質であり且つ不燃である、その為に様々な分野の保温保冷材として使用されており、住宅の断熱材としても広く使われている。この様にグラスウールは省エネルギーで地球温暖化防止に貢献している。又、グラスウールのガラス原料はその約85%が板ガラス・ビンガラスなどのリサイクルカレットを使用しているエコ商品である。建築現場から発生するグラスウールの端材も回収・溶融して再びグラスウールになる。

高性能グラスウールのガラス繊維
 
従来グラスウールのガラス繊維

製品の使用用途 住宅用断熱材,各種配管・ダクト・タンク・冷凍倉庫の保温保冷材,船舶・航空機・車両の断熱材,コンサートホール・放送スタジオの吸音材,鉄道線路・高速道路の防音壁
見学可能な博物館など 特になし
Key-word グラスウール,断熱材,吸音材,保温材,保冷材
市場に出回った年代 1948年頃〜現在
*現在とは記事作成時(2008年3月時点での情報です)
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