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(PDFセラミックス誌2025年3月号掲載記事)

無機系紫外線防御剤

酸化チタン、酸化亜鉛などの無機材料を主成分とする紫外線防止用の成分で、主にサンスクリーンに使用される

太陽から照射される光は、波長により紫外線(100~400nm)、 可視光線(400~700nm)、赤外線(700~3000nm)に分類できる。その中でも紫外線は日焼け、シミ、皮膚がん、白内障などの原因となり人体へ悪影響を及ぼすため、サンスクリーン剤を用いて紫外線から肌を保護することは重要である。サンスクリーン剤に紫外線防御効果を付与するために、酸化チタン、酸化亜鉛に代表される紫外線散乱剤が配合されている。これらは化学的に安定で、安全性に優れており、サンスクリーン剤の機能を保つために欠かすことのできない製品となっている。本稿では紫外線散乱剤である酸化チタン・酸化亜鉛に注目し、機能性やメリット、デメリットを紹介していく。


    ローター図



製品の使用用途 紫外線防御剤としてサンスクリーン剤、ファンデーション、BBクリームなどの化粧品
見学可能な博物館など 特になし
Key-word サンスクリーン剤、紫外線、酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子
市場に出回った年代 1923年頃〜現在
*現在とは記事作成時(2025年3月時点での情報です)
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