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素材製造 / ルツボ・セッター PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2008年9月号掲載記事)
焼き物を焼くときに使う入れ物や台。熱や高温に耐えるため、
セラミックスでできている。
理化学用磁器の一つであるルツボは長年、化学分析用として試料の溶解や熱処理用に用いられている。最近では、高機能ガラスの溶解、電池材料、蛍光体材料の合成用の容器として先端材料の生産用に使用されている。先端材料の熱処理には、理化学用磁器としてのルツボ材質では特性が低く使用に耐えられないため、耐食性、耐熱性にすぐれ、高純度の材質であるアルミナ質、マグネシア質及びジルコニア質が採用されている。
一方、セッターは電子部品などの製品の焼成や金属製品の熱処理に製品を載せる支持台として使用されているが、すぐれた耐食性と高い機械的特性を有するセッターの需要が今後、益々増加することが予測される。





製品の使用用途 ●化学分析・熱分析用
●各種材料の熱処理,溶解用
見学可能な博物館など JFCC 展示室 愛知県名古屋市
http://www.jfcc.or.jp/index.html
Key-word 熱処理,耐食性,耐熱衝撃性
市場に出回った年代 1913年〜現在
*現在とは記事作成時(2008年9月時点での情報です)
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