公益社団法人 日本セラミックス協会 電子材料部会

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ロードマップ

ロードマップ

 2016年度スタートした内閣府第5期科学技術基本計画33)では、「情報通信技術(ICT)を最大限に活用し、サイバー空間とフィジカル空間(現実世界)とを融合させ、人々に豊かさをもたらす「超スマート社会」を世界に先駆けて実現していく」と謳われています。超スマート社会のプラットフォーム技術(サイバーセキュリティ、IoT、ビッグデータ解析、AIなど)と価値創出のコア技術(ロボット、センサ、バイオテクノロジー、素材・ナノテクノロジー、光・量子など)の強化が挙げられています。
 電子材料部会では、学術的探求と産業的応用とを融合しながら、電子セラミックスの材料技術の発展を推進してきました。上記の図は電子材料部会が考える電子セラミックスの技術ロードマップです。これまで、コア技術として取り組んできた誘電体、高温電子セラミックス、ナノクリスタルとともに環境・エネルギー関連材料も含めて、以降、電子材料部会では、このロードマップをベースとして、社会・時代のニーズの変化に対応しながら、研究開発を推進していきたいと考えています。また、このロードマップを実行していく上で人材育成・技術継承は重要であり、グローバルな視点で活躍できる優秀な若手にバトンを渡していくことも必要です。当部会は、文字通り討論を主体としたエレクトロセラミックス研究討論会を毎年企画・実施しています。このような会合で、若手研究者が、世界トップレベルの電子セラミックスのベテラン研究者達との議論の中で鍛えられ、育っていくことを期待しています。