セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会
Research Group on Carbon Neutral in Ceramics Field
日本セラミックス協会に所属する大学・研究機関・企業などにおいて、将来のカーボンニュートラル社会の実現にむけた様々な研究・開発が行われています。
「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会」は、2021年12月に「分野横断型研究体」として設置が認められ、
2022年4月より「研究会(S)」「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会」として活動を行っています。
本研究会は、
カーボンニュートラル実現に向けた方向性
1.電力などエネルギー供給における脱炭素化・効率的な熱利用
2.輸送・製造における低炭素化・脱炭素化
3.CO2の分離・回収・固定化および資源化
4.マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル
のそれぞれの分野において、セラミックス関連分野の産学官の取り組みについて情報交換することを主な目的としています。
NEWS
2025年2月4日更新
日本セラミックス協会2025年年会のサテライトプログラムにおいて、講演会を実施します。
■セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会講演会
日 時:2025年3月5日(水)9:30〜12:00
場 所:静岡大学浜松キャンパス・総合研究棟22教室(E会場)
(日本セラミックス協会2025年年会のサテライトプログラムとして実施)
【プログラム】(予定)
1.「セラミックス分野におけるカーボンニュートラ研究会の活動状況の紹介」 北海道大学・忠永清治
2.【招待講演】 「バルクおよび担持金属酸化物材料を用いたケミカルループ型メタンドライ改質反応」 工学院大学・前野 禅 先生
3.【招待講演】 「日本学術振興会カーボンニュートラルのための先進セラミックス委員会の活動の紹介(仮)」 横浜国立大学・多々見純一先生
参加対象者:どなたでもご参加いただけます
参加費:無料
参加方法:当日会場に直接お越しください。
「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会」は、日本セラミックス協会第37回秋季シンポジウムにおいて、
特定セッション「24_カーボンニュートラル社会実現にむけたセラミックス材料研究」に協力しました。
多数のご参加誠にありがとうございました。
日 時:2024年9月11日午後〜12日
場 所:名古屋大学(東山キャンパス)
「24 カーボンニュートラル社会実現にむけたセラミックス材料研究」
プログラム
9月11日(水)13:20〜
[カーボンニュートラルと CCUS(1)]
2S14 総合討論
2S15 【招待講演】 低温焼結を活用したジルコニアセラミックスの改良
(第一稀元素化学工業(株)) ○高井 優行
2S16 表面修飾による酸素貯蔵材料の CO2耐性向上
(北海道大学) ○棚橋 慧太・松葉 悠・JEEM Melbert・能村 貴宏
2S17 棘を有する巻貝貝殻におけるマクロ形態とミクロ構造の解析
(慶應義塾大学) ○市川 慧・(東京大学総合研究博物館) 吉村 太郎・(慶應義塾大学) 緒明 佑哉・(東京大学総合研究博物館) 佐々木 猛智・(慶應義塾大学) 今井 宏明
2S18 二酸化炭素と Si 粉末を原料にした SiC 合成におけるガス組成の影響
(東北大学) ○福島 潤・滝澤 博胤
2S19 層状複水酸化物層間への CO32-の電気化学的挿入-脱離挙動
(信州大学) ○佐藤 颯馬・新井 進・清水 雅裕
9月12日(木)9:00〜
[カーボンニュートラルと CCUS(2)]
3S01 【招待講演】 日本特殊陶業のカーボンニュートラルに向けた取り組み
(日本特殊陶業(株)) ○北河 広視
3S03 【招待講演】 多孔質セラミックス材料を用いたバイオガスのドライリフォーミング反応
(鹿児島大学) ○鮫島 宗一郎
3S05 Ni 担持 Ca 成分含有多孔質セラミックスを用いた DRM 反応における触媒調製法の影響
(鹿児島大学) ○若松 頼久・鮫島 宗一郎・(元産業技術総合研究所) 芝崎 靖雄
[マテリアルリサイクル]
(10:40)
3S06 使用済みリチウムイオン電池のレアメタルリサイクルを目的としたキレートイオン交換樹脂による Mn 分離
(愛媛大学) ○瀬口 翔太郎・((株)イージーエス) 近藤 治郎・(愛媛大学) 青野 宏通
3S07 使用済みリチウムイオン電池のレアメタルリサイクルを目的としたモルデナイトによる溶液中のニッケルおよびコバルトの分離
(愛媛大学) ○佐野 友祐・((株)イージーエス) 近藤 治郎・(愛媛大学) 青野 宏通
[カーボンニュートラルと電気化学デバイス(1)]
(11:20)
3S08 支持体を用いた Mg-Al 系層状複水酸化物自立膜の作製と水酸化物イオン伝導性評価
(北海道大学) ○橋本 涼香・松本 慶江子・藤井 雄太・三浦 章・忠永 清治
3S09 ペロブスカイト型酸窒化物 BaM(O,N)3の電気化学的窒素還元反応に対する B サイトカチオンの効果
(北海道大学) ○草野 晴香・鱒渕 友治・樋口 幹雄・三浦 章
[カーボンニュートラルと電気化学デバイス(2)]
(13:20)
3S14 【招待講演】 カーボンニュートラル燃料を製造するための電気化学的 CO2還元技術の開発
(出光興産(株)) ○ジア チンシン
3S16 Urea-glass 法にて ZrCl4から合成したジルコニウム窒化物の電気化学的 CO2還元触媒活性
(北海道大学) ○田渕 健太朗・野口真司・中里 亮介・松本 慶江子・藤井 雄太・三浦 章・忠永 清治
3S17 AgCu バイメタル触媒を用いた電気化学的 CO2還元による選択的酢酸合成
(熊本大学) ○渡瀬 祐哉・(九州工業大学) 高瀬 聡子・(熊本大学) 猪股 雄介・きたいん あるまんど・(九州工業大学) 清水 陽一・(熊本大学) 木田 徹也
3S18 セラミックス微粒子膜を用いた水分駆動型発電の実現:TiO2を例として
(慶應義塾大学) ○玉木 敦也・萩原 学・藤原 忍
[カーボンニュートラルと電気化学デバイス(3)]
(15:00)
3S19 窒素ドープ酸化グラフェンの焼成処理による格子酸素量低減が PEFC の MEA 性能に 与える影響
(豊橋技術科学大学) ○平方優翔・引間 和浩・(鶴岡工業高等専門学校) 伊藤 滋啓・(豊橋技術科学大学) 松田 厚範
3S20 プロトン酸を固定化した金属有機構造体 UiO-66Py の合成と燃料電池への応用
(豊橋技術科学大学) ○岡本 隼汰・(ENSEMBLE3 研究センター) 前川 啓一郎・(豊橋技術科学大学) 松田 麗子・引間 和浩・河村 剛・松田 厚範
3S21 アンチペロブスカイト型 Li2FeSO 正極複合体の作製と電気化学特性評価
(豊橋技術科学大学) ○西本 麻呂・引間 和浩*・松田厚範
日本セラミックス協会第37回秋季シンポジウムにおいて、上記セッション以外にも多くのカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーに関する講演が行われます。
2E14 カーボンニュートラル社会に向けたセラミックスプロセッシング (日本ガイシ(株)) ○冨田 崇弘
特別セッション「SDGs セッション ~サーキュラーエコノミー(CE)~」
2U14 日本の資源循環経済政策 (経済産業省) ○田中 将吾
2U17 サーキュラーエコノミー時代の基礎素材の直面する課題 (東京大学) ○星野 岳穂
2U19 ハイブリッド自動車や電気自動車の重要材料であるリチウム二次電池やネオジム磁石からの資源回収技術 (島根大学) ○笹井亮
2U20 ガラスマテリアルリサイクルの全体最適化コンセプト GMDX と太陽光モジュールガラス GMPV のセラミックタイルへの最先端リサイクル技術 ((一社)ガラス再資源化協議会) ○加藤 聡
2U21 セメント産業における資源循環およびカーボンニュートラルへの取組みと技術開発 ((一社)セメント協会) ○吉田 雅彦
2023年9月8日「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会」は、日本セラミックス協会第36回秋季シンポジウムにおいて、
特定セッション「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル」に協力しました。多数のご参加、誠にありがとうございました。
詳細はこちら
2023年3月8日 日本セラミックス協会年会・サテライトプログラムにおいて「セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会講演会」を開催しました。
詳細はこちら
2022年10月6日 当研究会に参画いただける方、運営に協力いただける方を募集しています。詳しくは、下記代表までメールでお問合せください。
2022年9月16日 日本セラミックス協会秋季シンポジウムにおいて、
特定セッション「カーボンニュートラルとセラミックス」を実施しました。多数のご参加、誠にありがとうございました。
詳細は、活動内容をご覧ください。
カーボンニュートラルセッション学生講演賞を、以下の2名に授与することに決定しました。
演題「 LDHの構成金属種が熱分解挙動とCO2吸着/脱離特性に与える効果」
受賞者: 広島大学 松田 海斗さん
演題「ポリアミン法による有機基材上のアラゴナイト配向構造体の形成」
受賞者:慶應義塾大学 高科 幸平さん
2022年8月8日 ホームページを開設しました。
2022年3月10日 日本セラミックス協会2022年年会において、科学技術委員会との共催で、
カーボンニュートラル セッション − セラミックス分野におけるカーボンニュートラル社会実現にむけた取り組み −
を開催しました。
セラミックス分野におけるカーボンニュートラル研究会
研究会代表 北海道大学・忠永清治
連絡先:e-mail:
(画像です)
〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学 大学院工学研究院 応用化学部門 無機材料化学分野
Tel: 011-706-6572