日本セラミックス協会 令和未来宣言 (SJT活動報告)
日本セラミックス協会 令和未来宣言
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以下 進歩賞受賞者の集い(SJT)での制定までの活動報告(セラミックス誌5月号Spotlightより転載)
2015年に国連サミットにてSustainable Development Goals(SGDs)が制定された。我々セラミストが持続的な開発目標を持つことは非常に重要であり、平尾一之前会長、河本邦仁先生、陶山容子先生の声かけによって、セラミックス分野における2020未来宣言を行う事とした。日本セラミックス協会賞進歩賞を受賞した先生方へ声がけを行い、新進気鋭の若手セラミストの有志らが集まり、その会をSJTと命名し、安井伸太郎委員長(東京工業大学)、片山裕美子副委員長(東京大学)、脇原徹副委員長(東京大学)を中心に、未来宣言の制定を行うためにブレインストーミングを行った。未来宣言は日本セラミックス協会の夢ロードマップを基盤とし、若手研究者が今後作り上げていく未来を創造しながら十分に議論を重ねて作成し、2020年2月27日に行われた理事会により承認された。年会にて令和未来宣言をお披露目する予定であったが、年会が中止となったためSpotlightをお借りして宣言させていただきたく思う。
協会の方々、理事会の先生方、SJTのメンバー、関係者の皆様の重厚なご協力の下、次ページに示す立派な令和未来宣言を制定することができ、心から御礼を申し上げます。
【SJTの活動】
第1回SJT:2018年秋季シンポジウム会期中(2018年9月5日)@名古屋工業大学
陶山先生よりSJT制定の経緯、意義について説明。過去10年程度の進歩賞受賞者が集い、それぞれの研究内容紹介や、今後のセラミックスについて議論した。
第2回SJT:2019年年会前日(2019年3月23日)@日本セラミックス協会事務所
SDGsの理解、未来宣言制定についてのブレインストーミングを行った(写真)。
第3回SJT:PACRIM13前日、当日(2019年10月26日、27日)@てんぶす那覇
未来宣言のブレインストーミングおよび作成、参加者の研究紹介を行った。
参加者:本間、脇原、鱒渕、大幸、鈴木、岸、三村、寺西、篠崎、清水、松田、三浦、北村、安井(敬称略)
写真 SJTにおけるブレインストーミングの様子
【さいごに】
現在、新型コロナウイルス感染症により世界中は混乱のまっただ中であるが、非常に厳しい環境を乗り越えるために我々セラミストが貢献できることも多々あると信じている。一刻も早く事が沈静化することを願っている。
(文責:SJT委員長 東京工業大学 安井伸太郎)