基礎科学部会

基礎科学部会は特定の分野にとらわれず、セラミックスの広い範囲について、セミナーや討論会の活動を行なっています。

当部会の活動に積極的に参加して頂き、セラミックス基礎科学の発展に御協力を賜りたいと存じます。

基礎科学部会Webサイト

キーワード

研究分野
  • 結晶化学
  • 構造用セラミックス
  • 機能性セラミックス
  • 有機無機ハイブリッド材料
  • フォトニック結晶
  • プロセスの基礎科学
材料  
物性
  • 第一原理計算
  • 力学特性
  • 発光効率
  • イオン伝導度
  • 超電導転移温度

主な活動

  • 例年7-8月 基礎科学部会セミナー
  • 例年1月 セラミックス基礎科学討論会

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

基礎科学部会では,セラミックスの基礎研究の深化を目的とした研究での共通テーマ設定が望まれている。したがって,特別の分野に傾倒したロードマップではなく,人類共通のSDGs 達成に向け,セラミックスの幅広い分野に共通すると思われるテーマについて概念的なロードマップを作成した。

 具体的には,基礎研究と応用研究の融合をはかり,新規物質開発,材料複合化,各種現象の解明や測定等の基礎科学の深化で,エネルギーを生み効率よく使う技術,カーボンニュートラル社会への対応を行い, SDGs 達成を目指す。

 ロードマップの内の基礎科学の深化内に記された項目は,近年本部会が開催している基礎科学討論会で設置されたセッション名に基づいている。これらは互いに関連しながら学術的な進化が成される。よって,記載された順番には時系列の概念は無い。また,ここに上げた項目以外にも,重要な項目があり,今後新たに加わる可能性があることを申し述べておく。

資源·環境関連材料部会

資源・環境関連材料部会

本部会は、環境調和型の資源利用、環境保全材料の開発、高効率エネルギー変換材料の開発などに携わっている研究者・技術者の情報交換や研究交流の場として、最新の研究・技術動向に関する情報を発信することを目的としています。

資源・環境関連材料部会Webサイト

キーワード

研究分野
  • 資源・原料
  • 環境材料
  • 低環境負荷プロセス
  • エネルギー材料
材料
  • アルミノケイ酸塩
  • 多孔体
  • 光触媒
  • 電池
  • 原料・標準物質
物性
  • 吸着・イオン交換
  • 触媒反応
  • 電子・イオン伝導性
  • 熱伝導性
  • 化学分析

主な活動

  • 部会講演会
  • 部会見学会

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

資源環境関連材料部会では、環境材料に求められる機能に最適な材料の提供、身近な資源による高機能な環境材料の創出、資源の有効活用の3項目を研究の方向性および目標としています。

陶磁器部会

700~800℃ で焼く土器から始まった焼き物。今では、 1300 1450 の高温で焼く白い磁器も開発され製造されています。そんな焼き物にも SDGs 、 2050 年のカーボンニュートラルなどの難しい課題が課せられています。陶磁器部会ではこの難題に対して地域を越え、産学官が垣根を越えて、一丸となって課題達成に邁進して参ります。

陶磁器部会Webサイト

キーワード

研究分野
  • 低温焼成
  • リサイクル
  • 基礎科学
  • 製造工程装置
  • 試験計測評価
  • 資源原料
  • 陶磁器
  • 顔料釉薬
  • 建築材料
  • 粒子配向技術
  • 窯炉
材料
  • 強化磁器
  • 低温焼成磁器
  • 軽量材料
  • 環境対応
  • 無鉛
物性
  • 軽量
  • 高強度

主な活動

  • 陶磁器部会講演会年1回
  • 幹事会年3回
  • 工場見学会(不定期)

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

|陶磁器部会ロードマップ(食器・衛生陶器・タイル・碍子・瓦)
“新しい生活様式に向けての陶磁器の提案”

ガラス部会

資源

ガラス部会は、ガラスおよびその関連材料に携わる研究者・技術者による組織であり、ガラスの基礎研究から製品開発、製造といった幅広い領域をカバーします。

年一回開催される討論会においては研究発表やガラス産業連合会によるシンポジウム開催など大学~産業~国研をまたぐ親睦・情報交換の場となっています。

ガラス部会Webサイト

キーワード

研究分野 基礎科学、材料設計・データベース、試験・計測・評価、資源・原料、環境材料、エネルギー材料、ガラス、窯炉、建築材料、電気・電子材料、生体機能材料、光学材料、複合材料、精密・微細加工
材料
  • 板ガラス
  • 耐熱性ガラス
  • 強化ガラス
  • 光学ガラス
  • 結晶化ガラス
  • 光ファイバー
物性
  • 密度
  • 粘性
  • 熱膨張率
  • 強度/硬度
  • 屈折率
  • 光吸収/透明性

主な活動

  • ガラスおよびフォトニクス材料討論会
  • ガラス技術シンポジウム(GIC)
  • 夏季若手セミナー
  • ガラス表面分析研究討論会
  • ガラス製造技術講演会
  • Meeting on Glasses for Photonics

分科会名称とその活動状況

  • 表面・分析(活動中)
  • 製造技術(活動中)
  • フォトニクス(活動中)

部会ロードマップ

ガラス分野における研究・技術開発は、下記のロードマップにあるように、カーボンニュートラル社会実現に資するガラス製造技術やエネルギーシステムを含めた製造環境システムの開発・実用化を通して循環型社会を構築していくこと、プロセスおよび物性の設計・制御のDX化・AI関連技術の活用を推進すること、ならびに基礎研究の推進に基づき新組成の探索や組成、構造の精密制御等により特性を極限まで高めた次世代高機能ガラスを創出することを目的としている。現在、大学、研究機関ならびに産業界において、科学研究・技術開発の発展のための努力が続けられている。

琺瑯部会

琺瑯部会

琺瑯(ほうろう)とは、金属材料上にガラス質の釉薬を焼き付けたもので、金属の機械的強度とガラスの耐薬品性、耐熱性などの機能を兼ね備えた複合材料です。

琺瑯部会では、琺瑯製品のさらなる普及と新分野への挑戦、また新たな発想による部会の発展を念頭に置き、日々活動を行っています。

琺瑯部会Webサイト

キーワード

研究分野
  • 新しいほうろう
  • 意匠
  • 機能性付与
  • 試験・評価
  • 優環境材料
材料
  • 金属
  • ガラス
  • 粘土
  • 顔料
  • 複合材料
物性
  • 耐薬品性
  • 耐熱性
  • 耐摩耗性
  • 密着性
  • 清潔性

主な活動

  • 技術講演会(年1回)

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

ほうろう業界が停滞し、その応用分野が狭まる中で「業界が求める機能性ガラスコーティングとは?」という問いは的を得ていません。むしろ、ほうろう外観の新規性や装飾面での目新しさといったものが探求されておりそれが新規用途開発につながる可能性があると考えられているのが現状です。

環境負荷軽減の観点から、省エネ、廃棄物、資源に関する課題に取り組むことが、非常に重要になってきています。
また、一般鋼材へのコーティング、割れにくいコーティング、新規加工方法などの検討により、さらなる技術強化を目指しています。

セメント部会

セメント部会

廃棄物有効利用、CO2削減を通して、資源循環型および低炭素型社会の構築に貢献しているセメント産業・セメント科学の発展に関連するさまざまな活動を行っており、会員相互の情報交換、交流を進めている。

セメント部会Webサイト

キーワード

研究分野 環境材料、セメント、石膏・石灰、建築材料
材料
  • セメント
  • コンクリート
  • 混合セメント
  • 廃棄物利用
物性
  • CO2削減
  • 環境負荷低減
  • 高強度
  • 長期耐久性

主な活動

  • 年会
  • 秋季見学会
  • 日韓若手ジョイントセミナー
  • 若手の会・夏期セミナー

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

セメント部会では、「より安心・安全な社会基盤の構築のみならず、地球環境や省エネルギー社会の実現などへも配慮した次世代のセメントの研究・開発を推進するとともに、部会内外の情報交換、交流を促進する」ことをミッションとして、以下の研究開発を推進します。

エンジニアリングセラミックス部会

エンジニアリングセラミックス部会

エンジニアリングセラミックス部会は、産・官・学の連携の下に、次世代に求められるエンジニアリングセラミックスの研究開発に資するよう、先端的なセラミックス材料科学を基礎から応用まで極めることを目指し、活動を進めています。

エンジニアリングセラミックス部会Webサイト

キーワード

研究分野 構造材料、耐熱・耐食性材料、耐磨耗・耐摩擦材料、複合材料、切削工具材料・研磨材料、原子炉材料、宇宙・航空材料、製造産業用材料、耐火物、炭素、化学工業材料、環境材料、エネルギー材料、粉末技術、成形・焼結技術、接合技術、精密・微細加工、表面被覆技術、微細構造制御技術、粒子配向技術、製造工程・装置、試験・計測・評価、材料設計・データベース、寿命・信頼性保証、など
材料
  • 窒化ケイ素
  • 炭化ケイ素
  • アルミナ
  • ジルコニア
  • 窒化アルミニウム など
物性
  • 強度
  • 破壊靭性
  • 耐熱
  • 耐食性
  • 軽量性
  • 高比剛性 など

主な活動

  • エンジニアリングセラミックスセミナー
  • セラミックスエンジニアリングワークショップ
  • エンジニアリングセラミックス国際サミット

分科会名称とその活動状況

  • なし

部会ロードマップ

エンジニアリングセラミックス分野の更なる発展に向けた重要な方向性が「信頼性の向上」にあることは広く認識されており、高信頼性材料・システムを実現することが「安全・安心」な社会の基盤となる。エンジニアリングセラミックス部会では、このたびロードマップを改訂し、この分野の研究開発動向と将来展望を示しました。

電子材料部会

電子材料部会

基板、コンデンサ、センサ、二次電池、誘電体、半導体などの、電子材料の広い分野にかかわるセラミックス技術の研究会・セミナーによる会員の交流を行なうことを目的としています。

電子材料部会ミッション
セラミックス電子材料に関する科学・技術の進歩と発展に寄与するとともに、会員相互の知識の共有と科学・技術に関する知見の発信や啓発、さらに会員相互の親睦を図る。

電子材料部会Webサイト

キーワード

研究分野

電気・電子材料、非鉛圧電材料、エネルギー材料、環境材料、粒子配向技術、精密・微細加工

材料
  • 誘電体
  • 圧電体
  • フェライト
  • 半導体
  • 透明酸化物電極
  • イオン伝導体
物性
  • 誘電性
  • 圧電性
  • 磁性
  • 導電性
  • 透光性

主な活動

  • エレクトロセラミックス研究討論会
  • エレクトロセラミックスセミナー
  • セラミック電子材料入門講座
  • ナノクリスタルセラミックス研究会

分科会名称とその活動状況

  • ナノクリスタル分科会(活動中)

部会ロードマップ

内閣府によって策定された第6 期科学技術・イノベーション基本計画では、Society 5.0 の実現に向けた科学技術・イノベーション政策が示されており、Beyond 5G 技術、量子技術などのフィジカル空間とサイバー空間の融合に向けた研究開発とともに地球環境課題の解決に向けたカーボンニュートラルのための研究開発などが掲げられている。加えて、令和3 年には、内閣府によってマテリアル革新力強化戦略が策定され、革新的マテリアルの開発と迅速な社会実装やデータ駆動型研究開発の促進に向けた戦略が示された。これらを受け、電子材料部会では、データ活用技術に関する啓発活動などを進め、さらに進歩が期待されるエレクトロニクス分野の発展や、カーボンニュートラルに向けたプロセス開発やエネルギー関連の材料開発を推進してゆく。

生体関連材料部会

生体関連材料部会

生体と関連の深い材料におけるサイエンスとテクノロジーに興味をもつ会員の集団である。平成10年に発足した若い部会である。生体関連材料に関する合成・評価・物性を研究対象とし、その応用技術は医療、バイオテクノロジー、環境など多岐にわたる。

生体関連材料部会Webサイト

キーワード

研究分野 バイオセラミックス、バイオミメティックセラミックス、バイオミメティックプロセシング、バイオミネラリゼーション、バイオメカニクス、バイオセンサー、バイオリアクター、医用材料、歯科材料、骨修復用材料、癌治療用材料、医用セメント、人工臓器材料、抗菌性材料、医薬徐放材料、生体成分分離・精製材料、その他生体関連材料
材料
  • リン酸カルシウム
  • 生体活性ガラス
  • ジルコニア
  • アルミナ
  • チタニア
  • 金属との複合材
  • 有機高分子との複合材
物性
  • 生体適合性
  • 生体活性
  • 細胞機能制御
  • 薬剤吸脱着特性
  • 生体分子級脱着特性
  • イオン交換能
  • 蛍光性
  • 抗菌性

主な活動

  • 生体関連セラミックス討論会

分科会名称とその活動状況

  • 標準化分科会(活動中)

部会ロードマップ