セラミック電子材料入門講座
活動履歴
第31回エレクトロセラミックスセミナー
「安全・安心・快適な自動車社会とエレクトロセラミックス」
主催 | 日本セラミックス協会電子材料部会 |
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協賛 | 日本化学会、応用物理学会、電気化学会、日本材料科学会、粉体粉末冶金協会、電気学会、電子情報通信学会 |
日時 | 平成24年 11月22日(木)13時~17時20分 |
会場 | 東京大学 先端科学技術研究センター4号館2階 講堂 (駒場リサーチキャンパス内) |
セミナーのねらい
地球温暖化等の環境問題やエネルギー問題から、「安全・安心な社会」、「環境調和型社会」の実現が求められており、エネルギー対策、環境対策のための各種検討・対応がなされています。そのような中で、人の暮らしに欠かせない移動手段である自動車についても、安全・安心・快適をキーワードに、自動車の電子化、電動化等が進展している状況にあります。 本セミナーにおいては、この安全・安心・快適を実現した自動車社会の将来の姿とそれを実現するために求められるエレクトロセラミックスおよびデバイスとはどのようなものかを紹介します。多数のご参加をお待ちしています。
プログラム(敬称略)
13:00~14:00 |
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サスティナブルなクルマ社会とその具体的な事例紹介 (一般財団法人日本自動車研究所 ITS研究部 部長 森田 康裕) |
14:00~15:00 |
スバルの知能化と“ぶつからないクルマ?”アイサイト (富士重工業株式会社 スバル技術研究所 担当部長 兼 スバル技術本部 技術開発部 担当部長 樋渡 穣) |
15:00~15:20 |
休憩 |
15:20~16:20 |
車載センシングシステムのための材料・デバイス (株式会社豊田中央研究所 情報エレクトロニクス研究部 部長 佐藤 和夫) |
16:20~17:20 |
次世代自動車向けSiCパワーデバイスの開発状況と周辺技術の課題 (株式会社デンソー 機能材料研究部 SiCデバイス研究室 室長 鶴田 和弘) |
定員 | 100名 |
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参加費 | 会員10,000円(協賛団体会員含む)、非会員15,000円、 学生会員2,000円、学生非会員3,000円 |
申込方法 | リンク先の所定フォーマットにご記入の上、メールに添付してお申し込み下さい。参加費はセミナー当日にお支払い下さい。 |
申込・問合先 | 〒169‐0073 東京都新宿区百人町2-22-17 日本セラミックス協会電子材料部会 Tel 03-3362-5231、Eメール e-seminar@cersj.org |
講演概要
サスティナブルなクルマ社会とその具体的な事例紹介 (一般財団法人日本自動車研究所 ITS研究部 部長 森田 康裕) |
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安全・安心・快適な車社会、特にサスティナブルな次世代のクルマ社会を実現するための技術の一例として、JARIで研究開発中の「自動運転・隊列走行の技術開発」と、それに関するセンサ技術への期待を紹介する。合わせて、自動車の電気電子システムの機能安全規格ISO26262に関するJARIの活動を紹介する。 |
スバルの知能化と“ぶつからないクルマ?”アイサイト (富士重工業株式会社 スバル技術研究所 担当部長 樋渡 穣 ) |
スバルは黎明期から、“技術は人のためにある”の思想に基づき自ら高い安全性能を目指してきた。脈々と受け継がれる安全思想は、現在のトップの衝突安全性能の獲得、さらには、そもそも“ぶつからない”ことを目指した、スバル独自の運転支援システム“アイサイト”の実現に繋がった。今回は特にアイサイトの20年の開発の歴史とそれを支えたスバルの知能化技術について解説する。 |
車載センシングシステムのための材料・デバイス (株式会社豊田中央研究所 情報エレクトロニクス研究部 部長 佐藤 和夫) |
運転支援・予防安全などに利用される最新の車載センシングシステムを紹介し、システム開発の視点から、必要とされる材料・デバイス技術について述べる。一例として、メタマテリアルの概念を用いて開発した遠赤外、およびミリ波帯センシングデバイスについて紹介する。 |
次世代自動車向けSiCパワーデバイスの開発状況と周辺技術の課題 (株式会社デンソー 機能材料研究部 SiCデバイス研究室 室長 鶴田 和弘 ) |
将来のEV、HVへの適用が期待されるSiCパワーデバイスの開発状況とSiCパワーデバイスの優れた物性をシステムとして活かすためのモジュール実装技術など周辺技術の課題について紹介する |